国内

大阪の名門・清風高校「カンニングするのは卑怯者」生徒を追い詰めた 「写経80巻」「全科目0点」「反省日誌」「謹慎8日」の厳しすぎる処分

大阪の名門進学校「清風高校」(Facebookより)

大阪の名門進学校「清風高校」(Facebookより)

 大阪の名門進学校「清風高校」で起きた男子生徒の自殺は学校側に責任があるのか──。生徒がカンニングをしたことがきっかけだったが、遺族は教師らの「卑怯者」という言葉が死の直接的な原因だと主張している。4月8日、遺族は1億円あまりの損害賠償を求める裁判を大阪地裁で起こした。生徒の身に何があったのか。取材を進めると、厳しい校則、そして処分内容が明らかになった。

 大阪市天王寺区にある清風高校は男子校で中高一貫教育を行う進学校。2023年度は京都・大阪・神戸大にそれぞれ10人以上が合格し、浪人生を含めると国立大に計284人が合格。医学部の進学者も多い。

 仏教系の私学で、運営法人「清風学園」のホームページには『特色』として▽建学の精神に基づき、仏教を中心とした宗教による教育を行っている▽毎日の朝礼で般若神経の読誦を行い、折に触れて写経を行っている──といった記載がある。1年生は高野山、2年生は法隆寺と薬師寺、3年生は伊勢神宮で修養行事を行っているという。

「清風高校の特徴は、仏教系というのもさることながら、校則が厳しいことです。昨年3月には大阪弁護士会が『清風カット』と呼ばれる校則で指定されている髪型について人権侵害だと改善を勧告したこともありました。清風カットは裾と耳元を刈り上げ、前髪は眉毛にかからない長さにするというものなのですが、月に1回の頭髪検査で前髪が長いとその場で教師に切られる、ということも平然と行われていたんです」(在阪社会部記者)

関連キーワード

関連記事

トピックス

Mrs. GREEN APPLEのギター・若井滉斗とNiziUのNINAが熱愛関係であることが報じられた(Xより/時事通信フォト)
《ミセス事務所がグラドルとの二股を否定》NiziU・NINAがミセス・若井の高級マンションへ“足取り軽く”消えた夜の一部始終、各社取材班が集結した裏に「関係者らのNINAへの心配」
NEWSポストセブン
山本由伸(右)の隣を歩く"新恋人”のNiki(TikTokより)
《チラ映り》ドジャース・山本由伸は“大親友”の元カレ…Niki「実直な男性に惹かれるように」直近で起きていた恋愛観の変化【交際継続か】
NEWSポストセブン
保護者責任遺棄の疑いで北島遥生容疑者(23)と内縁の妻・エリカ容疑者(22)ら夫妻が逮捕された(Instagramより)
《市営住宅で0歳児らを7時間置き去り》「『お前のせいだろ!』と男の人の怒号が…」“首タトゥー男”北島遥生容疑者と妻・エリカ容疑者が住んでいた“恐怖の部屋”、住民が通報
NEWSポストセブン
モデル・Nikiと山本由伸投手(Instagram/共同通信社)
《交際説のモデル・Nikiと歩く“地元の金髪センパイ”の正体》山本由伸「31億円豪邸」購入のサポートも…“470億円契約の男”を管理する「幼馴染マネージャー」とは
NEWSポストセブン
学業との両立も重んじている秋篠宮家の長男・悠仁さま(学生提供)
「おすすめは美しい羽のリュウキュウハグロトンボです」悠仁さま、筑波大学学園祭で目撃された「ポストカード手売り姿」
NEWSポストセブン
モデル・Nikiと山本由伸投手(Instagram/共同通信社)
「港区女子がいつの間にか…」Nikiが親密だった“別のタレント” ドジャース・山本由伸の隣に立つ「テラハ美女」の華麗なる元カレ遍歴
NEWSポストセブン
米大リーグ、ワールドシリーズ2連覇を達成したドジャースの優勝パレードに参加した大谷翔平と真美子さん(共同通信社)
《真美子さんが“旧型スマホ2台持ち”で参加》大谷翔平が見せた妻との“パレード密着スマイル”、「家族とのささやかな幸せ」を支える“確固たる庶民感覚”
NEWSポストセブン
高校時代の安福容疑者と、かつて警察が公開した似顔絵
《事件後の安福久美子容疑者の素顔…隣人が証言》「ちょっと不思議な家族だった」「『娘さん綺麗ですね』と羨ましそうに…」犯行を隠し続けた“普通の生活”にあった不可解な点
デート動画が話題になったドジャース・山本由伸とモデルの丹波仁希(TikTokより)
《熱愛説のモデル・Nikiは「日本に全然帰ってこない…」》山本由伸が購入していた“31億円の広すぎる豪邸”、「私はニッキー!」インスタでは「海外での水着姿」を度々披露
NEWSポストセブン
優勝パレードには真美子さんも参加(時事通信フォト/共同通信社)
《頬を寄せ合い密着ツーショット》大谷翔平と真美子さんの“公開イチャイチャ”に「癒やされるわ~」ときめくファン、スキンシップで「意味がわからない」と驚かせた過去も
NEWSポストセブン
生きた状態の男性にガソリンをかけて火をつけ殺害したアンソニー・ボイド(写真/支援者提供)
《生きている男性に火をつけ殺害》“人道的な”窒素吸入マスクで死刑執行も「激しく喘ぐような呼吸が15分続き…」、アメリカでは「現代のリンチ」と批判の声【米アラバマ州】
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の学生時代
《被害者夫と容疑者の同級生を取材》「色恋なんてする雰囲気じゃ…」“名古屋・26年前の主婦殺人事件”の既婚者子持ち・安福久美子容疑者の不可解な動機とは
NEWSポストセブン