芸能

《新境地を開いた》竹内涼真が「ダークな演技」で上げる好感度 臨床心理士が分析するその根拠

爽やかなイケメンのイメージのままの役を演じることが多かった竹内涼真(Imaginechina/時事通信フォト)

爽やかなイケメンのイメージのままの役を演じることが多かった竹内涼真(Imaginechina/時事通信フォト)

 木村拓哉(51才)主演ドラマとして概要発表から注目を集めていた『Believe-君にかける橋-』(テレビ朝日系、木曜21時)は、天海祐希(56才)や上川隆也(58才)など、過去に同局の同じ時間帯ドラマで主役を演じた俳優たちが共演するなど、出演者の豪華な布陣が話題になっていた。その後、回を重ねるごとに話題が集めているのが、刑事と被害者の二役を演じている竹内涼真(30才)。臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、なぜ、竹内の演技が多くの人を惹きつけているのかについて分析する。

 * * *
 なんといってもこのドラマ、ダークな役を演じる竹内涼真さんがピカイチだ。主役を演じている木村拓哉さんより、その妻を演じる天海祐希さんより、竹内さんに目がいってしまう。そんな彼が出演しているのは放映中のドラマ『Believe-君にかける橋-』(テレビ朝日系)。ネット上でも竹内さんの演技に話題が沸騰、その理由を探ってみた。

「希望と再生のヒューマンエンタメ大作」と公式ホームページに載っているテレビ朝日開局65周年記念作品は、木村さん演じる大手ゼネコンの設計者狩山が担当し建設していた橋が崩落するところから始まっている。大規模な崩落事が発生という不祥事を隠蔽するため、狩山はひとり罪を被って有罪になり、刑務所生活を送る。だがあるきっかけから裁判のやり直しを求め、本当の事故原因を探るべく動き出す。竹内さん演じる黒木もこの事件を独自に捜査。竹内さんが一人二役で演じた作業員の若松は黒木の実の兄で、事故現場で死亡していたという設定だ。

 竹内さん演じる黒木はその名前の通り、毎回、真っ黒なコートに黒いサングラス姿のダークな役。これまでは優しく爽やかなイケメンやまっすぐで一生懸命、正義感溢れ礼儀正しく純情な好青年といった役が多かった彼。またそれが、スラリとした体型と可愛い感じの小顔によく似合っていた。ただ似たような役が続いてしまえば、彼がどのように演じるのか大体予想ができてしまう。いつものイケメンぶりを堪能できても、新鮮さや面白みには欠けている感じは少しずつ強くなる。初回最初の数分間しか出ていなかった若松という役は、たぶんそういう役だろうと思う。

関連記事

トピックス

元交際相手の白井秀征容疑者(本人SNS)のストーカーに悩まされていた岡崎彩咲陽さん(親族提供)
《川崎・ストーカー殺人》「悔しくて寝られない夜が何度も…」岡崎彩咲陽さんの兄弟が被告の厳罰求める“追悼ライブ”に500人が集結、兄は「俺の自慢の妹だな!愛してる」と涙
NEWSポストセブン
グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカル
【ニコラス・ケイジと共演も】「目標は二階堂ふみ、沢尻エリカ」グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカルの「すべてをさらけ出す覚悟」
週刊ポスト
阪神・藤川球児監督と、ヘッドコーチに就任した和田豊・元監督(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督 和田豊・元監督が「18歳年上のヘッドコーチ」就任の思惑と不安 几帳面さ、忠実さに評価の声も「何かあった時に責任を取る身代わりでは」の指摘も
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン
赤穂市民病院が公式に「医療過誤」だと認めている手術は一件のみ(写真/イメージマート)
「階段に突き落とされた」「試験の邪魔をされた」 漫画『脳外科医 竹田くん』のモデルになった赤穂市民病院医療過誤騒動に関係した執刀医と上司の医師の間で繰り広げられた“泥沼告訴合戦”
NEWSポストセブン
被害を受けたジュフリー氏、エプスタイン元被告(時事通信フォト、司法省(DOJ)より)
《女性の体に「ロリータ」の書き込み…》10代少女ら被害に…アメリカ史上最も“闇深い”人身売買事件、新たな写真が公開「手首に何かを巻きつける」「不気味に笑う男」【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
2025年はMLBのワールドシリーズで優勝。WBCでも優勝して、真の“世界一”を目指す(写真/AFLO)
《WBCで大谷翔平の二刀流の可能性は?》元祖WBC戦士・宮本慎也氏が展望「球数を制限しつつマウンドに立ってくれる」、連覇の可能性は50%
女性セブン
「名球会ONK座談会」の印象的なやりとりを振り返る
〈2025年追悼・長嶋茂雄さん 〉「ONK(王・長嶋・金田)座談会」を再録 日本中を明るく照らした“ミスターの言葉”、監督就任中も本音を隠さなかった「野球への熱い想い」
週刊ポスト
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン