海外との2拠点生活

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「不調」は春先から感じていた

「杏さんはエンターテイナーな性格なので、他人には常に楽しい一面を見せることを心がけていますが、その裏ではとんでもない苦労をしています。ただでさえワンオペで3人の子供を育てるのは大変なのに、場所は異国の地・フランス。ひとりの時間は限られているにもかかわらず、弱音も吐かずに仕事もこなしているんですから」(前出・杏の知人)

 フランスでは、常に全力疾走しているような慌ただしさで、寝不足などは日常茶飯事。日本での生活とは違い、スムーズに運ばないことも多いようだ。

「1日待っていた荷物の配達が突然キャンセルになったり、時には上階から水漏れが起こったりと、“フランスあるある”に参ってしまうこともあるそうです」(前出・杏の知人)

 さらに最近、杏を悩ませているのが、元夫の言動だという。

「東出さんが徐々に表に出始めて、インタビューなどで家族のことを話すようになりました。ここ最近は、別れの原因や子供のことについても発言するので、周囲はヒヤヒヤしっぱなしです。杏さんはなるべく見ない、聞かないようにしていますが、どうしても目に触れてしまうことがあるようで、それがかなりのストレスになっているみたいです」(前出・杏の知人)

 そんな毎日がたたったのだろうか。エネルギッシュに邁進してきた杏の体が、とうとう悲鳴をあげ始めた。

「今年の春先から少し不調を感じることが多くなり、杏さんも限界を感じたのか、3月に日本に帰国した際に病院で受診したようです。その結果を受けて、今回の入院となったのでしょう。ただ、短期で検査入院に近いものだと聞いています。

 子供たちには心配をかけまいと、フランスの知り合いに預けてきたそうです。自分が働けなくなったら家庭が回らなくなることを、いちばんわかっているのは杏さん自身。もし状態が悪化して長期の治療が必要になれば、家族が崩壊してしまう。しっかり者で、常に先のことを考えている彼女のことですから、そうならないように先手を打っておこうとしたのだと思います」(前出・杏の知人)

 詳しい病状などは子供たちに伏せて帰国したという杏。“かくしごと”を押し通したまま、笑顔でパリに戻れることを願うばかりだ。

※女性セブン2024年6月20日号

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