芸能

沢田研二、中森明菜との音楽番組共演オファーがあったとライブで暴露 最後の共演は1987年、明菜の名曲『少女A』には因縁

『沢田研二ショー』で共演した明菜(左)と沢田(1983年)

『沢田研二ショー』で共演した明菜(左)と沢田(1983年)

 1980年代前半、中森明菜と沢田研二のテレビ番組共演に、お茶の間は釘付けになった。だが1987年を最後に共演はなくなり、明菜は休養と復帰を繰り返した。沢田は彼女の姿をどんな思いで見つめていたのか。明菜が復帰するこのタイミングで、再び共演の計画が持ち上がった。

 歌姫復活の日が、近づいている。7月12~14日の3日間にわたり、中森明菜(58才)がファンイベントを開催。彼女がファンの前に姿を見せるのは、2017年12月のディナーショー以来、約6年半ぶりだ。同イベントを皮切りに、コンサート活動やメディア露出の再開を期待する声は大きい。そんななか、明菜の“盟友”から気になる発言が飛び出した。

「6月30日に相模女子大学(神奈川県)のホールで開催されたジュリー(沢田研二・76才)のライブで、音楽番組のゲストとして彼に出演依頼があったと話し始めたんです。テレビ番組のオファー話は過去にも何度か口にしたことがあるのですが、この日はいつもより冗舌で。するとどこかうれしそうに、“共演相手が中森明菜だ”と明かしたんです。ジュリーと明菜ちゃんの共演がまた見られるの!?とライブ会場がザワつきました」(ライブを鑑賞したファン)

 実は明菜と沢田には不思議な縁がある。1967年のデビュー以降トップアイドルとして人気を博していた沢田は、1982年9月にリリースした『6番目のユ・ウ・ウ・ツ』を最後にヒットチャートの最前線から“後退”してしまう。

「沢田さんと入れ替わるように登場したのが、“花の82年組”と呼ばれる1982年デビューのアイドルたちでした。なかでも明菜さんの人気は高く、同年7月に発売したセカンドシングルの『少女A』が大ヒット。沢田さんが『6番目の~』を発売した9月に、当時2大音楽番組だった『夜のヒットスタジオ』(フジテレビ系)と『ザ・ベストテン』(TBS系)に初出演して、一気にトップアイドルへの階段を駆け上がったんです」(芸能関係者)

 それだけではない。『少女A』をめぐっても、明菜と沢田には因縁があった。

「『少女A』は、もともと沢田さん用に書き下ろされた歌だったのですが、沢田さんサイドが却下したことで、明菜さん用に改作されたんです。もし沢田さん側がボツにしていなければ、その後の明菜さんの活躍はなかったかもしれません」(前出・芸能関係者)

 明菜の快進撃を、当時の沢田は本誌『女性セブン』(1983年4月14日号)のインタビューで次のように語っていた。

《ここ2、3年はアイドルラッシュが機関銃のタマのようでしょ。そこへ、ちょっと遅れてきた大物(=明菜)がもうひとり現れた。元祖アイドルのぼくとしては、身のおき場に困って、あわてふためいているんですよ》

 沢田が明菜を特別に意識し始めたこの頃、ちょうど2人が意外な形で初共演を果たす。その舞台は、1983年4月に始まった音楽バラエティー番組『沢田研二ショー』(TBS系)。2回目の放送に明菜がゲストとして招かれ、番組内のコント風のドラマで顔を合わせた。初老の刑事を演じた沢田に、補導されるツッパリ少女役が明菜だった。

「当時、明菜さんは17才で、沢田さんは34才でした。バラエティー番組の企画とはいえ、明菜さんは初めての役者仕事だったので、相当緊張していたそうです。収録当日は誰よりも早く現場入りして、マネジャー相手に何十回も台本の読み合わせをしていました。でも撮影が始まると明菜さんは次第に余裕を取り戻して、アドリブで沢田さんのことを“おじさん”と呼ぶなど大物ぶりを発揮していました」(当時を知るテレビ局関係者)

 撮影後、沢田は《彼女にはエネルギーが感じられていいね》(『週刊明星』1983年3月31日号)と明菜の魅力を振り返っていた。その後2人は音楽番組で何度か共演したが、1987年末のNHK紅白歌合戦を最後に同じステージに立つことはなくなった。

関連記事

トピックス

山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
【新宿タワマン殺人】和久井被告(52)「バイアグラと催涙スプレーを用意していた…」キャバクラ店経営の被害女性をメッタ刺しにした“悪質な復讐心”【求刑懲役17年】
NEWSポストセブン
幼少の頃から、愛子さまにとって「世界平和」は身近で壮大な願い(2025年6月、沖縄県・那覇市。撮影/JMPA)
《愛子さまが11月にご訪問》ラオスでの日本人男性による児童買春について現地日本大使館が厳しく警告「日本警察は積極的な事件化に努めている」 
女性セブン
女優・遠野なぎこの自宅マンションから身元不明の遺体が見つかってから1週間が経った(右・ブログより)
《上の部屋からロープが垂れ下がり…》遠野なぎこ、マンション住民が証言「近日中に特殊清掃が入る」遺体発見現場のポストは“パンパン”のまま 1週間経つも身元が発表されない理由
NEWSポストセブン