自身の番組でフワちゃんを絶賛していたマツコ・デラックス
2020年11月8日放送「マツコ会議」(日本テレビ系)に出演したフワちゃんは、子ども番組を作りたいというビジョンを持っていることを明かしています。それに対し、マツコ·デラックスさんは賛同し、「将来の10年先20年先のテレビのお客さんをフワちゃんが開拓するのよ」「すごくいい時代にこういう人がテレビに興味を持ってくれたなって思っていたのよ」「フワちゃんがテレビに合わせようとするんじゃなくて、それを面白がってくれるスタッフと仕事をすべき」「この人に課せられた使命は大きい」とフワちゃんをテレビ界の救世主のように扱います。
テレビの視聴率がよくないのは、YouTubeチャンネルのせいとは言い切れないと思いますが(YouTubeチャンネルができる前から、テレビ離れは始まっています)、慧眼と名高いマツコさんがフワちゃんを高く評価したことで、フワちゃんを受け入れられない人は古い、時代についていけていないというような空気ができあがったのではないかと思います。
コンプライアンス範囲内のイライラを提供できるから
子ども向けの番組を作りたいと言っていたフワちゃんですが、残念ながら実現しませんでした。しかし、フワちゃんは自らの遅刻をコンテンツ化するという離れ業をやってのけるのです。フワちゃんの遅刻癖はブレイクして早々に指摘されていましたが、通常、遅刻と言うのはカメラの回っていないところで注意や謝罪がなされるものです。しかし、フワちゃんの場合、その遅刻が放送され、怒られるところまでがセットで放送されるようになりました。
たとえば、2021年9月4日放送「有吉の夏休み 2021」(フジテレビ系)では、集合時刻に遅刻して、有吉弘行に「遅刻するなよ! 毎日遅刻してるじゃないかよ。時間だけは守れって言ってるの」とお説教されていました。しかし、遅刻癖は直らず、2023年9月2日放送の「有吉の夏休み 2023」においても、フワちゃんの遅刻がひどかったことが共演者の口から語られています。フワちゃんの遅刻をとりあげるのは、フジテレビだけではありません。2023年1月15日放送の「行列のできる相談所」(日本テレビ系)では、韓国ロケに行くにも関わらず、パスポートを忘れてしまったために遅刻。韓国のアイドルKARAを三時間待たせたことが明かされました。