ライフ

ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第15回】もうすぐ後期高齢者、衰えた自分には価値がないのかと気が滅入る…老いを前向きに捉えるには?

「ヨガの母」「宇宙の母」という意味を持つ「ヨグマタ」。ヨガのマスターとして与えられた尊称を持つ相川圭子さんが読者のお悩みに答える、週刊ポストでの人生相談連載。第15回目の相談はこちら──。

Q:後期高齢者とされる年齢に近づいてきました。耳が遠くなり、物忘れが多く、スタスタ歩いているつもりがどんどん追い抜かされる……。できないことが増えていくのが情けなくて、衰えた自分には価値がないのではと気が滅入るようになりました。年寄り扱いされることにも敏感になって、老人うつになりそうです。どうすれば老いを前向きに受け入れられるようになるでしょうか?(73歳、無職)

「老い」は生命力と叡智と愛が満ちること。正しく変容するためには気付きが必要です

A:73歳、年を重ねることには不安がありますよね。でもあなたは常に変化して新しく生まれ変わっているのです。年を重ねることで智慧がわき、重厚感が出ます。

 否定的になるとストレスをため、老化して鈍感になります。年寄りだとばかにされたくないと思う見栄は、相手の幸せを願う心へと変えていきましょう。

 日々年を重ねていくのは、自然なこと。あるがままに受け入れましょう。比較の心ではなく感謝を持って周囲とコミュニケーションを取ることが大切です。

 昔はお祭りなどに人々が集い、交流する機会がたくさんありました。神仏や祖先を祀り、健康に感謝し、皆の幸せを祈願する。生活に「祈り」がありました。

 私はヒマラヤ聖者としてヒマラヤ秘教の教えを通じて、人々を導いています。道場には赤ちゃんから年配者まで集い、瞑想と祈りを実践して、健やかな毎日を送っています。ヒマラヤ聖者の祝福やヒマラヤシッダー瞑想は潜在意識を浄化して、根本からあなたを変えていきます。

 ヒマラヤ秘教の瞑想を実践すると、神秘の領域が目覚め、内側から喜びがわきあがってきます。さみしさや欲といったエゴが浄化され、源からの聖なる波動で満たされるのです。通常、人には蓄積されたストレスがあるのですが、ヒマラヤシッダー瞑想はそれを変容させ、運命と宿命を変え、よい人生へと導きます。

 目覚めた源のパワーで、老いていく現状は生命力と叡智と愛が満ちることへと変わっていきます。源を信じ、自分を愛することで人生に希望がわく。人と触れ合う意識が変わり、周囲へ愛や真心を注げるようになる。智慧の深い年配者として、皆から慕われる存在になっていくことでしょう。

 正しく変容するには気付きが必要です。道場へ通うのが難しければ、オンラインでも参加できます。心の曇りを晴らしたい、人生を好転させたいとお悩みならば、気軽にご相談ください。

【プロフィール】
相川圭子(あいかわ・けいこ)/女性で史上初めて「究極のサマディ(悟り)」に達した、現在世界で会えるたった2人のヒマラヤ大聖者の1人。5000年の伝統をもつヒマラヤ秘教の正統な継承者で、2007年にはインドスピリチュアル協会から最高の聖者の称号「マハ・マンダレシュワル」を授かる。2016、17年には国連本部で主賓として平和のスピーチも行なった。TBSラジオ『相川圭子 幸せへのメッセージ』にレギュラー出演中。著書は累計100万部を超える。

協力:サイエンス・オブ・エンライトメント https://www.science.ne.jp/

※週刊ポスト2024年10月4日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(右/読者提供)
【足立区11人死傷】「ドーンという音で3メートル吹き飛んだ」“ブレーキ痕なき事故”の生々しい目撃談、28歳被害女性は「とても、とても親切な人だった」と同居人語る
NEWSポストセブン
愛子さま(写真/共同通信社)
《中国とASEAN諸国との関係に楔を打つ第一歩》愛子さま、初の海外公務「ラオス訪問」に秘められていた外交戦略
週刊ポスト
グラビア界の「きれいなお姉さん」として確固たる地位を固めた斉藤里奈
「グラビアに抵抗あり」でも初挑戦で「現場の熱量に驚愕」 元ミスマガ・斉藤里奈が努力でつかんだ「声のお仕事」
NEWSポストセブン
「アスレジャー」の服装でディズニーワールドを訪れた女性が物議に(時事通信フォト、TikTokより)
《米・ディズニーではトラブルに》公共の場で“タイトなレギンス”を普段使いする女性に賛否…“なぜ局部の形が丸見えな服を着るのか” 米セレブを中心にトレンド化する「アスレジャー」とは
NEWSポストセブン
日本体育大学は2026年正月2日・3日に78年連続78回目の箱根駅伝を走る(写真は2025年正月の復路ゴール。撮影/黒石あみ<小学館>)
箱根駅伝「78年連続」本戦出場を決めた日体大の“黄金期”を支えた名ランナー「大塚正美伝説」〈1〉「ちくしょう」と思った8区の区間記録は15年間破られなかった
週刊ポスト
「高市答弁」に関する大新聞の報じ方に疑問の声が噴出(時事通信フォト)
《消された「認定なら武力行使も」の文字》朝日新聞が高市首相答弁報道を“しれっと修正”疑惑 日中問題の火種になっても訂正記事を出さない姿勢に疑問噴出
週刊ポスト
地元コーヒーイベントで伊東市前市長・田久保真紀氏は何をしていたのか(時事通信フォト)
《シークレットゲストとして登場》伊東市前市長・田久保真紀氏、市長選出馬表明直後に地元コーヒーイベントで「田久保まきオリジナルブレンド」を“手売り”の思惑
週刊ポスト
ラオスへの公式訪問を終えた愛子さま(2025年11月、ラオス。撮影/横田紋子)
《愛子さまがラオスを訪問》熱心なご準備の成果が発揮された、国家主席への“とっさの回答” 自然体で飾らぬ姿は現地の人々の感動を呼んだ 
女性セブン
26日午後、香港の高層集合住宅で火災が発生した(時事通信フォト)
《日本のタワマンは大丈夫か?》香港・高層マンション大規模火災で80人超が死亡、住民からあがっていた「タバコの不始末」懸念する声【日本での発生リスクを専門家が解説】
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「金の無心をする時にのみ連絡」「断ると腕にしがみついて…」山上徹也被告の妹が証言した“母へのリアルな感情”と“家庭への絶望”【安倍元首相銃撃事件・公判】
NEWSポストセブン
被害者の女性と”関係のもつれ”があったのか...
《赤坂ライブハウス殺人未遂》「長男としてのプレッシャーもあったのかも」陸上自衛官・大津陽一郎容疑者の “恵まれた生育環境”、不倫が信じられない「家族仲のよさ」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
NEWSポストセブン