保護団体にもさまざまな問題がある現状だ
──さまざまな課題があることが分かりました。最後に伺いたいのは、動物虐待に違反した業者の罪が軽すぎるのではないかという声がネット上にたくさんあることです。長年動物を虐待し続けた埼玉の業者は罰金40万円です。それ以上にこれまで動物で稼いでいたことでしょう。
「厳罰化したとはいえ、結局日本の司法の中で動物虐待というのはその程度しか受け止められていない。私たちが告発した業者『A』の件でも、判決はたった懲役1年で執行猶予3年ですよ。やったことに対してまったく見合ってないと思います。私たちだけじゃなくて、一般の方の感覚でもおかしいとなりますよね。司法の感覚だけが乖離しているんだなと思いました。」
