1月9日に初めてトラブルについて「お詫び」と題したコメントを公表。お詫びとともに「示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」と報告した(個人事務所「のんびりなかい」HPより)

1月9日に「お詫び」と題したコメントを公表。お詫びとともに「示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」と報告した(個人事務所「のんびりなかい」HPより)

 だが、騒動がここまで広がったのは、彼が解決金を支払っていたという事実と、支払ったという解決金の額があまりに高額だったからだろう。

 その額9000万円。中居さんがいくら芸能界有数の有名タレントだとしても、あまりに高額な金額に「数字の効果」が起きてくる。

 言うまでもなく、数字は大きいほど印象に残りやすく、インパクトを与える。数字には物事を具体的にさせ、信ぴょう性を与える効果もある。過去、女性トラブルで報じられた示談金をみても9000万円は相場の十数倍にもなる。法外にも聞こえる9000万円という解決金の大きさは、国民的スターだからこそリアリティを持つが、それだけトラブルの深刻さを想像させた。

 さらに9という数字は破壊のイメージを持つという説もある。物理学者のニコラ・テスラは「369の法則」で、数字のパターンを用いて宇宙や自然界の法則を表現しようとした。この法則によると369は特別な意味を持つ数字であり、3は創造や誕生、6は維持、9は破壊や最終を意味するという。他の数字に比べて9は苦しみや終わりをイメージさせることもあり、中居さんへの疑惑や不信感を強くさせたのだろう。

 示談となったはずのトラブル情報が、どこから出てきたのかわからない。もし解決金の額が公表されていなければ、過去のこと、解決済みのトラブルという印象で終わったかもしれない。

 ここ数年、世間は女性問題を起こした芸能人や著名人に厳しい。9日、のんびりなかいに謝罪文を掲載し「トラブルはあったことは事実」「示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」と説明し、「今回のトラブルはすべて私の至らなさによるもの」と謝罪した中居さん。解決済みとはいえ、ここまで高い金を払って示談にしたトラブルとは何だったのか、会見は予定されていないという。

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