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中居正広、謝罪文で変わった潮目 テレビ局は沈黙から一転“切り捨て”モード、“育ての親”女性社長も距離を置き、香取慎吾も“手のひら返し”

テレビ局に手のひら返しをされる中居正広

テレビ局に手のひら返しをされる中居正広

「女性にいくら払ったからええやろとか、法律的にOKだなんて言っているのは、思い上がり。女性の気持ちになってくださいよ、男性も。傷ついたものは絶対にあるし、痛い」。こう自身の出演する番組で熱弁を振るったのは、タレントの上沼恵美子(69才)。この発言は多くの反響を呼んだが、これまで中居正広(52才)の女性トラブルについて不自然な沈黙を貫いてきたテレビ各局が、彼女のような“ご意見番”を通じて一斉に報じ始めた。潮目が変わったきっかけは、中居による謝罪文の発表だった。

「当初は、現場の報道記者がこの件の取材に動こうとしたものの、上層部からストップがかかったという話も耳にしました。しかし、中居さん自身がコメントを発表したことで、テレビ各局も“扱っていい”というお墨付きを得たと解釈したのでしょう。急先鋒は、長年、中居さんがレギュラー番組を続けてきたTBS。いち早く取材に動いていましたし、自局の番組でも、中居さんのトラブルを積極的に扱っています。1月12日に放送した『サンデージャポン』では30分以上の時間を割きました。

 騒動が明らかになって以来、出演番組の休止など、暫定的な措置に留まっていたテレビ各局ですが、中居さんのことを“切り捨てる”方向に舵を切ったといえるでしょう」(民放関係者)

 関係者の間でも中居とのトラブルで“被害者”となった女性から1年半前に相談を受け、以前からトラブルの存在を認識していたフジテレビの責任を問う声は大きい。

「トラブルを認識しながら、中居さんを起用し続けてきたことは間違いないですし、騒動が表面化する前に中居さんが関係する番組の終了を決め、“知らぬ存ぜぬ”のままで幕引きを図っていたという指摘もある」(前出・民放関係者)

 そうした反応を受けてか、フジテレビも中居のトラブルについて扱い始めた。

「12日の『ワイドナショー』では、アナウンサーが『昨年来、事実確認を含め、対応を継続している』『出演者などとの関係性のあり方については、改めて誠実に対応してまいります』などとコメントを読み上げましたが、『週刊文春』で被害者から相談を受けていたと名指しされた佐々木恭子アナはなぜか欠席でした」(別の民放関係者)

 これまで、中居と“被害女性”とのトラブルに社員の関与を否定してきたフジテレビだが、“被害女性”は『週刊文春』の取材に「(中居との)トラブルは、フジの幹部社員がセッティングしてきた会の延長で起きた」という趣旨の証言をしており、同局ではタレントや関係者との会食に女性を同席させる“接待会食”が行われていた様子がうかがえる。実際、女性アナウンサーの動員が明らかになったケースもある。

「2021年2月に発売された『週刊新潮』で、2020年の年末、フジテレビの斉藤舞子アナウンサーが当時の警視庁捜査一課長との会合に同席していたことが報じられています。記者が捜査関係者と食事をするのは、取材の一貫といえますが、斉藤アナは明らかに場違い。

 記事は、会食後、体調を悪くした斉藤アナを公用車で自宅まで送った一課長の行動を糾弾する内容でしたが、“女子アナ好き”で知られる課長への接待のために、女子アナが駆り出されていた事例といえるでしょう」(全国紙社会部記者)

 フジテレビの港浩一社長は年始に社員たちに向けて、《テレビ業界の慣習や常識や感覚と世の中のズレが局のイメージを毀損する》《世の中の声に謙虚に耳を傾けて、世間の感覚に寄り添おう》などと、メッセージを送ったそうだ。

「メッセージには『職務に誠実に対応していた人が悪く書かれることは本当に残念です。フジテレビは社員を守る温かい会社でありたい』とも書かれていました。“被害女性”の相談から1年半も黙殺しておきながら、他人事のようなメッセージで、『当事者意識が薄すぎる』と憤っている社員もいます」(フジテレビ関係者)

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