芸能

《没後1年のトラブル勃発》八代亜紀さん、“私的写真”が許可なく流出する危機 追悼CDの特典として頒布予告、手がけるレコード会社を直撃

2023年12月に亡くなった八代亜紀さん

2023年12月に亡くなった八代亜紀さん

『舟唄』や『雨の慕情』などの名曲で知られる八代亜紀さん(享年73)が2023年12月に急逝してから1年あまり。40年近く前に撮られた私的なヌード写真が流出危機にさらされる前代未聞のトラブルが勃発している。

衝撃的な騒動が起きたのは、一周忌を過ぎた後のことだった。

「きっかけは九州に拠点を置くレコード会社『ニューセンチュリーレコード』が、4月下旬に八代さんのベスト盤『忘れないでね』をリリースすることを告知したことでした。同社は八代さんの約260曲の楽曲の原盤権を所有していると主張し、これまでにも複数のアルバムを制作しています。問題となったのは今回のアルバムに封入される特典で、印刷物に八代さんが若い頃に撮影した全裸の写真が掲載されているというのです。同社のホームページでも“八代亜紀の初めてのヌード写真です”と派手に宣伝されていました」(音楽関係者)

 同社が“お宝シリーズ第一弾”と称するアルバム『忘れないでね』には、『舟唄』や『雨の慕情』を含む10曲が収録され、いずれも八代さんが20代から30代の頃に吹き込んだ音源だという。

「当時の歌声が聴けるという意味では、貴重な作品なのかもしれません。しかし、亡くなった後にそのような写真が公開されることを本人が望んでいたとは思えず、関係者からも疑問の声が上がっています。八代さんは生前、肌の露出を嫌がり、テレビの旅番組などに出演する際も、温泉での撮影をNGにしていたほどでした」(前出・芸能リポーター)

 そもそもデジタル技術の発達により、どんな画像も合成によって作り出すことができる昨今。ゆえにこのヌード写真の真贋に疑惑の目を向ける人もいる。

 同社のホームページを確認すると、アルバムの告知とともに次のような宣伝文句が書かれている。

《お宝として八代亜紀が24~25歳の時に同棲していたT社のNディレクターによってポラロイドカメラで撮影されたフルヌード写真2枚が掲載されています》

 同社によれば、写真は40年以上前に撮られたもので、撮影者はかつて八代さんと不倫関係にあると報じられたレコード会社の元ディレクターN氏だという。

 八代さんは1994年、43才のときに元マネジャーの男性と結ばれ、27年間の結婚生活を経て2021年に離婚した。その元夫と出会う前に公私で親しくしていた男性がN氏だった。八代さんはN氏との不倫を否定していたが、当時の音楽業界では2人の関係は公然の秘密とされていた。

 今年2月に出版された月刊誌には、2人が同棲していた頃に撮影されたとされる仲むつまじいツーショットが掲載されている。八代さんの自宅マンションと思わしき部屋で、N氏とみられる男性を後ろからハグする彼女は幸せそうな笑顔を浮かべていた。

 その写真を撮影したのが、今回、問題のアルバムを手がける「ニューセンチュリーレコード」のX社長だという。当人が言う。

「あれは引っ越し祝いのときにぼくが頼まれて撮った写真です。あるとき、八代さんがテレビ番組の景品か何かで、まだ珍しかったポラロイドカメラをもらってきたんです。フィルムを3つほど買ってきて『お父さん、これで撮って』と彼女に頼まれてN氏が何枚か撮ったのが彼女のヌード写真。その中の2枚がアルバムジャケットに載っています。

 1枚は布団の上で撮ったもので、膝を立てているのでヘアは写っていませんが胸は出ています。もちろん写真は本物で、当時、彼女がN氏宛てに書いたラブレターもありますよ」

 そのような私的な写真をなぜX氏が所有しているのか。

「八代さんは1986年に『センチュリーレコード』から『日本コロムビア』に移籍し、彼女を失った会社は、経営が行き詰まって、借金が3億円近くに膨れ上がったんです。このままだとダメになるというので、2000年頃にウチが八代さんやほかの歌手の原盤権や、会社にあった財物一式を買い取りました。そういう経緯がありますから、当時の音源を使ってアルバムを出すことにも写真を公開することにも何の問題もありません」(X氏)

 社名に“ニュー”を付け、文字通り、新たな権利者になったことを主張するX氏。

 予想外の展開に困惑の色を隠せないのは、八代さんが生前、所属していた「ミリオン企画」の大野誠元社長だ。大野氏は自らの出資で一昨年3月に「八代ミュージック&ギャラリー株式会社」を設立。現在は八代さんが手掛けたアート作品や楽曲などの権利を管理している。今回の騒動は、大野氏にとっても寝耳に水だったという。

「弊社には、商品化することや封入特典に写真を使うことに関しての許諾申請は来ていません。通常であれば(著作権や複製権などを管理する)音楽出版社に確認があるはずですが、そもそも今回のような特典が入ることに音楽出版社が許諾を出すのかという疑問が残ります。原盤の権利元がニューセンチュリーレコードさんにあるのかどうかも含め、事実関係を確認中です」(大野氏)

 3月13日発売の『女性セブン』では、八代さんとN氏の不倫騒動の詳細や、X氏が語った八代さんのヌード写真を公開する理由、遺族の許可なく故人のヌード写真を頒布することについて弁理士の見解などについて詳報している。

関連キーワード

関連記事

トピックス

交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
身長145cmと小柄ながら圧倒的な存在感を放つ岸みゆ
【身長145cmのグラビアスター】#ババババンビ・岸みゆ「白黒プレゼントページでデビュー」から「ファースト写真集重版」までの成功物語
NEWSポストセブン
『徹子の部屋』に月そ出演した藤井風(右・Xより)
《急接近》黒柳徹子が歌手・藤井風を招待した“行きつけ高級イタリアン”「40年交際したフランス人ピアニストとの共通点」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
《長野立てこもり4人殺害事件初公判》「部屋に盗聴器が仕掛けられ、いつでも悪口が聞こえてくる……」被告が語っていた事件前の“妄想”と父親の“悔恨”
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
鳥取県を訪問された佳子さま(2025年9月13日、撮影/JMPA)
佳子さま、鳥取県ご訪問でピンクコーデをご披露 2000円の「七宝焼イヤリング」からうかがえる“お気持ち”
NEWSポストセブン
長崎県へ訪問された天皇ご一家(2025年9月12日、撮影/JMPA)
《長崎ご訪問》雅子さまと愛子さまの“母娘リンクコーデ” パイピングジャケットやペールブルーのセットアップに共通点もおふたりが見せた着こなしの“違い”
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン