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《フジテレビの“あしき習慣”》古くからあった“女子アナ接待”の実態、仕切りは人気ドラマのプロデューサー スポーツ選手との関係構築のため“利用”するケースも

お台場にあるフジテレビ社屋(EPA=時事)

第三者委員会からハラスメント被害が蔓延していたと指摘されたフジテレビ(時事通信フォト)

 3月31日に公表されたフジテレビの第三者委員会の報告書では、「性暴力を生んだ企業風土として、全社的にハラスメント被害が蔓延していた」と指摘。騒動をめぐっては、テレビ局では「“女子アナ接待”が横行していたのではないか」との疑惑が世間の耳目を集めている。

会合に度々“指名”された女性アナも

「今年1月、中居正広さんと女性とのトラブルが公になってから、全国の民放各局は大慌てでヒアリングやアンケートを行い、『なかった』という調査結果をいち早く公表しています。フジテレビのようにスポンサー離れが起きたら局の存続に関わりますから、『巻き込まれたくない』『一緒にされたくない』という必死の思いだったのでしょう」(一般紙デスク)

 そんな中、在京各局に出入りしている制作会社のスタッフや放送作家らからは「やはり圧倒的にフジテレビの女性アナウンサーが接待に呼ばれている印象が強い」という声が異口同音に出てきている。

 制作会社のベテラン社員は次のように語る。

「私が知る限り、古くは接待要員として1980年代以降に活躍した一部の人気女性アナウンサーたちです。中には、芸能プロダクション幹部との会合から度々”指名“されていたアナウンサーもいると記憶しています。特に人気のあったAアナは当時、出席している男性の年齢によってカラオケの曲を歌い分けて喜ばせていたことは有名です。フジの幹部たちが彼女たちを接待要員と認識していて、積極的に酒席に連れて行ったのは明らかです」

 そうした会合に女性アナたちを連れて行った主なフジテレビの幹部が誰なのかということも当時は周知の事実だったという。

「人気ドラマのプロデューサーとしても知られた男性です。ただ、その男性は、芸能プロダクションとの癒着がひどすぎて現場から外されています。思えばその頃はフジテレビにも自浄作用が働いていたのでしょう」(同)

 そうした宴席に連れて行くことだけが理由ではもちろんないだろうが、それ以降、フジテレビの女性アナウンサーは「アナドル」とも呼ばれ、在京各局の中でもとくに華やかなタイプが採用されることとなる。

「もう一つ、フジテレビの女性アナウンサーの特徴と言えば、プロ野球選手を始めとする有名アスリートや、お笑いタレント、俳優らと結婚するケースが多いということです。かつてスポーツ紙の運動担当記者が『フジテレビの女子アナは全種目を制覇するつもりなのか』と笑っていましたけれど、『競馬の騎手やフィギュアスケーターまでが相手になるとは…』とフジテレビのスポーツ局の社員も驚いていましたね。これだけ多いのは、さまざまな酒席に女性アナを連れて行く男性社員が多いからでしょう」(放送作家)

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