中居氏と「タレントU」らが滞在したとされるスイートルームのソファとソファのあいだには大きな隔たりが…
「報告書では、守秘義務の全面解除に応じるX子さんとは対照的に、中居氏側が弁護士を通して拒否したと書かれていました。これだと自分にとって不利な話はしない、という態度にも見えて心証は悪いですよね。これに対して、中居氏側は、実際は自ら守秘義務の解除を提案したが、第三者委の方から『直接の調査対象ではない』と言われたと主張しているわけです。
一般的に考えて、調査にまつわる資料やヒアリング時の音声は記録されているはずです。第三者委の開示義務はありませんが、何が起きていたのかを明らかにすることは可能でしょう」
「性暴力」をめぐる議論
一方、「性暴力」の定義が広範であるため、中居氏の名誉が傷つけられたという主張については、さまざまな意見がある。第三者委による報告書が公表された翌日の4月1日、弁護士の橋下徹氏は「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)で、「性暴力」という言葉の使い方について「ものすごく粗い。雑だなと思う」と発言し、こう語っていた。
「WHOの基準で『性暴力』だという風に認定したんですが、今、我々の日本社会の一般社会で、この基準で、すべてが性暴力と語られているかというと、僕はそこに違和感を覚えます」
今回、中居氏側が主張している内容とほぼ同じだ。発言当時、被害を訴えるX子さんへの二次被害になるのではないかといった批判とともに、SNSには一定の共感の声もあった。