カジュアルな服装の小室さん夫妻(2025年5月)

カジュアルな服装の小室さん夫妻(2025年5月)

性別が発表されなかったのは…

 なぜ宮内庁の公表に1週間のタイムラグが生まれたのか。コラムニストであり、皇室ウォッチャーとしても活動する辛酸なめ子氏が解説する。

「絢子さんの夫、守屋慧さん(39)は、慶應義塾大学在学中にオックスフォード大学へ短期留学されていたという経歴や、海外の子どもたちを支援するNPO法人『国境なき子どもたち』の理事を務めていることからも“完璧な男性”という印象で、結婚時には国中が祝福ムードに包まれていました。

 一方、眞子さんの場合は、小室圭さんの母親・佳代さんに金銭トラブルが発覚するなど『眞子さんと皇室』『眞子さんと国民』との間に“心理的距離”ができてしまった。秋篠宮さまの『皇室として類例みない結婚』というお言葉も重く受け止められました。そうした背景から、即日発表とはならなかったのかもしれません」(辛酸なめ子氏)

 また、辛酸なめ子氏はアメリカと日本という“物理的”距離もあると指摘する。

「小室夫妻がアメリカで暮らしているため、秋篠宮家や皇室としては簡単に連絡をとれる関係性ではなかったのでしょう。出産の公表についても、眞子さんと合意を得るためのやり取りに時間がかかったことも考えられます」(同前)

 他方、絢子さんが出産した際は、宮内庁が性別や病院、出産時間までも詳細に発表していた。しかし、眞子さんの子供については、宮内庁の吉田皇嗣職大夫によると『詳しいことは聞いていない』として、子どもの性別は明らかにされていない。

「現在、皇族数の減少や皇位継承問題が取り沙汰されているなか、眞子さんの第一子の性別が明らかになることで、さらなる議論を呼ぶ可能性があります。そうした国民感情への配慮もあったのかもしれません」(同前)

“皇室として類例を見ない結婚”だからこそ、“類例を見ない発表”となったのか──。

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