送検のため愛知県警豊田署を出る安藤陸人容疑者(左)
「実は昨年、母親が亡くなっておりまして……。陸人はまだまだ若いですから、ショックを受け止めきれなかったと思う。だから精神的にかなりまいっていたんです。そんななか出会ったのが彼女(東川さん)でした。
詳しいことは話さないけれど、家族にも付き合っていることはオープンにしていました。彼女の地元のことや親御さんのことを、包み隠さず話してくれていました。なにより『いい子だ』って言っていてね。あちらのご両親も、陸人のことは認識していたようで、両家ともに紹介済みだったんです。最近は彼女のお宅に泊まりに行くことも増えて、順調なんだろうなと思っていたのですが……。
そんな雰囲気だったから、私ら家族も相当な信頼関係がある仲だと思っていたの。これまでかんしゃくを起こしたり、暴力沙汰を起こしたりなんかもない。あの日、一体何があったのか、本当にわからないんです。
でも、陸人はやってはいけないことをやってしまいました。顔がわかる相手ということもあって、相手の親御さんには本当に申し訳なくて……」
約30分間にわたって取材に応じた容疑者の祖母。話を終えると『遠くまでわざわざごめんなさい』と言い残し、玄関先から去っていった。
未来ある若者の命が失われた突然の悲劇──。事件の真相解明が待たれる。
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