ブランチのレポーター時は最初の3年間は毎日泣く日々が続いた

ブランチのレポーター時は最初の3年間は毎日泣く日々だった

「19歳で番組に入った当時はスタッフさんも30代のイケイケの時代だったので、いい意味でめちゃくちゃ叱ってくれました。最初の3年くらいは毎日泣いている感じで、できない自分が悔しいし、落ち込むし、今日は完璧にできたという日はなかったですね。

 朝からロケに行った日の反省会もすごく長く、自分のVTRも確認して、歩き方や笑い方をよく指摘されました。『王様のブランチ』は朝のコーナーから午後のコーナーがあって、『全部同じ笑い方じゃ視聴者の方たちが疲れてしまうよ。朝からあなたのガハハ(笑い)は聞きたくないでしょ』とか、すごくいろいろ教えていただいて、本当に愛のムチでした」

──そんななか、才能が開花したコーナーがありました。

「『買い物の達人』ですよね。あのコーナーは週1でロケがあって、だいたい1~2週間前にゲストさんが決まるんですが、そこから資料や出演作品を全部見るんです。

 ゲストのヒット曲の振付けを覚えて踊れるように練習 したり、全部叩き込んでやってましたね。時にはスタッフさんから『あなたがボケを拾わなきゃ場が収まらないでしょ』と、ゲストのボケに乗っかることも現場で学んですごく勉強になりました」

──どんな大物がゲストでも、間髪入れずにツッコんでいく姿があきえさんの元気なキャラクターを印象付けました。恐怖心はなかったですか?

「女優さんや俳優さんはお芝居が本業の仕事で、『買い物の達人』で作品の宣伝に力を入れてくれる方もいれば、控えめな方もいます。コーナー的にテンションの高いVTRを30分くらい作らなくてはならなくて、ブランチチーム(あきえさんやロケ隊)がやりすぎてもいけないし、萎縮して引きすぎてもダメで、駆け引きなんです。

 ときには大女優の方に『あなたズケズケ聞き過ぎよ』と怒られたり、俳優さんに『テンション違うんじゃないの』と注意されたこともありました」

──駆け引きがあったんですね。それでも引かなかった理由は?

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