彼女のドキュメンタリー番組が「チャンネル4」で放送された(HPより)
「イギリスの現地メディアによると、『チャンネル4』に対して、クレジットカードブランドの『VISA』やウォッカブランド『スミノフ』といった有名企業が、『自社の広告ガイドラインや企業価値と合致しない』や『番組と関連づけられたくない』などと申し立てて、番組のストリーミング配信からオンライン広告を撤回するよう要求したといいます」(同前)
世間の厳しい目に晒されている「チャンネル4」。しかし、同局の広報担当者は、“議論してもらうために番組を制作した”とコメントしている。
「イギリスの大手新聞『ガーディアン』の取材に対して、『チャンネル4』の広報担当者は、『ブルーがいかにして世界的な注目を集め、数百万ポンドを稼いだのかを描くことで、進化し続けるオンラインの世界で“性・成功・ポルノ・フェミニズム”をとりまく人々の認識のありように切り込んでいます』と番組の意図を説明しました。
制作側としては、ブルーの“手法”に克明に迫ることで、視聴者それぞれに意見を持ってほしかったようです。番組自体は中立の立場を守るように努めていた印象です」(同前)
物議を醸すことが目的だったのであれば、批判が殺到する現在の状況は、ある意味で“狙い通り”なのか。それとも予想以上の厳しい意見に狼狽しているところなのか──?
(了。前編を読む)