安倍晋三・元首相の銃撃現場で取り押さえられる山上徹也被告(朝日新聞社/時事通信フォト)
「頑張れ。色々勉強させてもらえ」
母、兄とのやり取りが読み上げられたあと、妹とのやり取りが読み上げられた。2011年ごろのメールだといい、そこには、母や兄に対する口調や態度とは少し異なるものが読み取れた。弁護人の読み上げの一部を抽出し、再現する。
被告人 「仕事大変かと思うが元気にしているか? おふくろはどうしている?」
妹 「正月に帰ってきてください」
被告人 「何かと大変と聞いたよ。やっぱり1人でやるのはきつい?」
妹 「心配させてごめんなさい。怒られることも多くて辛いこともある」
被告人(未送信BOXに入っていたメール) 「頑張れ。いろいろ勉強させてもらえ。お兄ちゃんが守ってやる。1人の社会人として学ぶべきことを学べばいい。兄や夫のエゴに従う必要は全くない。あなたにはあなたの正義がある」
妹 「私は辞めずに働いています。兄さんは働かなくてうんざりする。母の生活は変わらず、お金はないみたい」
被告人 「家の中で何かわめいていれば(あなたも)影響される」
前出の鈴木氏の話。
「山上被告の鑑定留置中、接見は弁護人とこの妹のみに認められていたといい、信頼関係や精神的な繋がりは強いとみられる。彼女も証人として出廷する予定があり、被告人の“理解者”として当時の家庭状況や被告人の心境をどのように証言・代弁するのか、注目されます」
妹は11月18日の第8回公判で出廷予定だ。
