2014年に使われた日本維新の会のポスターには、今も使われているスローガン「身を切る改革」の言葉がある(時事通信フォト)
維新はすべての党所属の議員を調査するとした。吉村洋文代表は12月22日、「調査の指示をして、継続中」とし、藤田文武共同代表は「まずは事実関係を把握する」とした。
600人以上がすべて維新関係者ではないのだろうが、だとすればこの「一般社団法人栄響連盟」とは何なのか。
調べてみると京都の小さなマンションの一室にあるようだが理事600人以上、報道によっては700人ともされる謎の組織。
同法人の資料には「サービスのご提案」として〈国保料負担に苦しんでいる議員の皆様の国保料負担を下げる〉とあるが、作成そのものは別の合同会社であり、その代表も維新議員の妻らしき人物であった。
もうまっくろくろすけ、いやそんなにかわいくないか。
筆者旧知の編集者、シングルファザーで三人の子どもを育てる40代の会社員は、以前は維新に期待していたとしてこう嘆く。
「身を切る改革って自分たちの身じゃなかったってことですよね。で、社会保険料を下げる改革ってのは自分たちだけの改革ですか。いつの時代も政治家なんかそんなものとはいえ、あきらめたところでどうにもならない、個人的には次の投票先に維新はないですね」
国保逃れのマイ・レボリューション、あくまで彼個人の感想だが本当に気持ちはわかる。現役世代は必死に働いて、必死に生きて、いろいろありながらも日本と共にある。それなのに維新はどういうつもりか、維新のトップメッセージにはこうある。
〈未来を担うすべての人が夢や希望を持てる社会の構築を目指しています〉
どの口が言うか、このままでは維新は本当に終わりかねない、現役世代、保険料の苦しみは尋常でない。そんな国民の心を踏みにじる議員がいた、維新にわんさといた。ついに暴かれた。
最後に日本中で維新を唯一大勝に導き続ける維新支持者の方々、本当にこれでいいと、これからもそれでいいと、本気で思っているのですか?
●日野百草(ひの・ひゃくそう)/出版社勤務を経て、内外の社会問題や社会倫理、近現代史や現代文化のルポルタージュやコラム、文芸評伝を執筆。日本ペンクラブ広報委員会委員、芸術修士(MFA)。
