入団会見で大谷はおらず「絶対負けんぞ」と思ったという(時事通信)
「それまでの反動で、当時彼女だった今の嫁と、旅行や衝動買いをしまくったんですよ。収入もないのに……。一年弱、全国に旅行三昧で、カバンも、服も、飯も、飲み歩きも、全てに金を使いましたね。野球は一切やりませんでしたし、見ることもしませんでした。
両親からしたら、迷惑ですよね。実家もあんまり広くないんで、1年弱過ごしたら親に『もう出ていってくれ』って言われて。無職のまま、新しく家を借りて、彼女と同棲を始めたんです。引退後の1年で、貯金の200万〜300万円を使い果たしました」
大谷選手の隣でプレーした現役時代とは対照的な生活。野球は、「意識してはなかったんですけど、自然と目を向けなくなっていた」と言う。
「その時は『もう野球はせんな』と思って、当時使ってた野球道具を全部友人に配って回ったんです。グローブもバットも。
衝動買いや旅行でその時の気分はいいんですけど、夜寝る時にすごく不安になるんです。あ、お金やばいわーって。でも次の日になると、買い物して酒飲んで、めっちゃ気持ちいいんですよ。で、また夜になったら、ああ、大丈夫かなって」
