ライブでの城島茂(2002年)
そして、城島にある提言をした。
「『TOKIO』は 才能のある人たちでもともとはアイドルバンドなんだから、俺は第2の『ザ・ドリフターズ』になればいいと思ってる。城島さんがみんなを呼んで、『TOKIOだョ全員集合!』って企画をやればいいんだよ。
長瀬(智也)さん、山口(達也)さん、国分(太一)さんを呼んで、『TOKIO』の5人でまたバンドでライブハウスでも回ればいいじゃん。100席、200席でもいいから音楽もタレントもまたできる。
松岡(昌宏)さんも『元メンバーになってしまいましたが、縁は切れない』と語っていたでしょ。問題を起こした人たちは、“禊”じゃないけども汚れ役をずっとやってもらえばいいじゃないですか。ここからがTOKIOだよ」
大和氏は真剣な表情で続ける。
「資金が必要ならスポンサーじゃなくて、クラウドファンディングですぐ集まるよ。それで『株式会社TOKIO』の1社提供だよ。今の時代なら配信や何だってあるし、ファンの人たちも待っている。
それぞれに守るべき家族がいるのは、すごく大事でそれはわかってる。でも今のままでは『TOKIO』が崩壊して消えたグループみたいな感じがしませんか。俺や全国で『TOKIO』と触れ合ってきた人たちも、あんな感じで瓦解してしまうなんて思っていなかった。ふざけんじゃねえよって」
大和氏は現在、都内で会員制の「ガッツネス」(大和氏の気合系エクササイズ)を行っていたが、年内で閉めて今後は和をテーマにした「タオル1本でできる『大和ライブ道場』を全国各地でイベント制で行っていく」という。
大和氏はこう締めくくった。「22年前のTOKIOの5人たちの目がもう一度みたい」──。
(了。第1回から読む)
