潰れた店の顧客情報をもとに脅迫されるケースも(イメージ)
「過去にも、潰れた風俗店の顧客情報が流出し、顧客のもとに『うちの女に手を出したな』といって脅迫電話がかかってくるケースがあった。そうした店はごく少数だったはずですが、最近の、特にスカウトが絡んでいたり、スカウトが牛耳ってしまっている店では、取得した顧客情報がどのような扱い方をされるかわからないのです。昨今のスカウト連中の凶悪さは突出しているので、さらなる悲劇が起こってもおかしくはない」(風俗ライター)
下半身にまつわる話だけに、脅されたり、金員を取り上げられる被害男性たちからの声も出ずらい状況にあるという。
「かつての被害者たちも、すぐには声をあげなかった。恥ずかしい、家族に言えないといった弱みにつけ込まれているわけですから」(風俗ライター)
すでにスカウト関係者に脅されるなどして、被害にあっている男性もいるかもしれない。だが、それは表に出づらい構図になっている。こうした実情を把握していれば、一時の快楽や欲求のために身を亡ぼす前に思いとどまれそうだが、そうはいかない。悪質なスカウトは、そうした「人間らしさ」すら利用するのだ。
