今後、関係者への証人尋問が予想されている
「さっきの不同意性交だから」
令和5年10月、Aさんは佐藤被告が包丁を持ち出して暴れたことで通報。その際、警察から「もう会ってはいけない」と言われたものの、佐藤被告の「もうしない」という言葉を信じ、被害届を取り下げたという。
その後、2人はAさんが契約した部屋で新たに同棲生活をしていた。日常的に殴られる、耳軟骨が折れるまで噛まれるなどの被害があった。佐藤被告がKを家に招き入れてAさんを突然締め出し、トラブルになったこともあったという。また、性交の後に「さっきの不同意性交だから警察行くわ」などと言われたこともあった。なおその際は、取り調べの最中に佐藤被告が怒って出て行ってしまい、事件化しなかった。
これらのトラブルを経て、一度距離を置こうと、Aさんは知人を頼り北海道へ転居する。しかし、その翌月である令和6年7月ころに「もう暴力はふるわない」「上下関係もなくす」という佐藤被告の言葉から、最後に信じたい思いで今回の事件現場での同棲生活を始めたという。
