国内
「性器崇拝」好事家・深沢佳那子さんインタビュー

《先っぽから煙を吹く神輿や恐怖のスミ塗りまで…》「あ、これはヤバいものを見たな」奇祭ハンター・深沢佳那子氏の脳裏に焼き付いた“日本のヤバい性器崇拝”

「日本は性器崇拝であふれている」と語る深沢さん

「日本は性器崇拝であふれている」と語る深沢さん

「日本は性器崇拝であふれている」──そう断言するのは、全国の奇祭・珍スポットを巡り続ける好事家(こうずか)、深沢佳那子さんだ。「(祭りは)男根が出てこないと、どこで盛り上がったらいいかわからない」と言い切るほど、その魅力に注目している。

 本記事では、深沢さんが60回以上のフィールドワークで目撃した中から、特に印象的だった、あるいは愛してやまない「奇祭」について語ってもらった──。【前後編の後編。前編から読む

 * * *

なぜ日本人はそれを祀るのか?

──そもそも、なぜ日本にはこれほど多くの性器崇拝が残っているのでしょうか。

「『五穀豊穣』や『子孫繁栄』『厄除け』などの信仰があります。ただ、現場を歩いてみると、実は高度経済成長期以降に始まったお祭りもたくさんあるんです。そういった比較的新しい祭りの場合、後から『意味を持たせている』という言い方のほうが正しいのかもしれません」

──なるほど。祀られているのは男性器ばかりのような気がします。

「それには色々な理由があると思いますが、神輿のような造形物の場合は、単純に男性器の方が立体的で造形がしやすいから、という理由が大きいと思います。女性器は平面的でどうしても造形が難しい。岩の割れ目などを女性器に見立てて信仰するような地母神信仰は多いですが、それは男性器と対になっている場合の方が一般的ですね。単体でドカンと祀りやすいのが、やはり男性器なんです」

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