岡山に本部を置く杉本組の山田一組長(左)と大石組の井上茂樹組長(右)。分裂抗争では池田組と対峙した
高山若頭の登場で現場は騒然
竹内若頭の到着とともに餅つきが始まるが、例年より大きな「ヨイショ」の掛け声が響く。散歩をしていた近隣住民も「ここまで声が聞こえるなんて」と驚きを隠せない。この掛け声は閉会まで約6時間、ほぼ止むことはなかった。前出・実話誌記者はこう指摘する。
「竹内若頭が気合を入れさせたのではないか。2024年の餅つきは稲川会の清田次郎総裁(当時。2025年4月逝去)のお見舞いで参加できなかったため、竹内若頭にとっては2年ぶりの餅つき参加になる。
竹内若頭は自分にも周囲にも厳しい性格として知られていて、行事ごとについても手抜きを許さない性格と言われている。今回の餅つきも3日前の12月25日から準備が始まっていたようです」
9時3分、竹内若頭らが再びガレージ前に姿を現し、高級車が到着。高山相談役が姿を現す。杖こそついているが、ドアを開けた加藤若頭補佐の手を借りることなく自らの足で会場入りした。この様子を見た警察関係者は驚きながらもこう口にする。
「高山相談役は相談役就任にあたって執行部を外れて以降、表立った式典にあまり顔を出さなくなった。今回の餅つきも出席は任意だったはずで、高山相談役と同時期に執行部を外れた森尾卯太男・舎弟頭、青山千尋・最高顧問、藤井英治・顧問は姿を見せていません。組長を後進に譲った総裁職の直参もほとんど姿を見せてない。それでもわざわざ高山相談役が顔を出したのはメディアの前に姿を見せることで健在な様子をアピールしたいのではないか」
その後も威勢のいい掛け声が続き、ついに司忍組長が姿を見せたのだった。
(後編につづく)
