都内でボクサーを目指していたという(関係者提供)
スマートフォンから漏れ聞こえる犯行の指示
犯行時、Xの片手にはスマートフォンが握られていたことがあった。所々でカメラを向けられるなどしたので、撮影またはビデオ通話をしているとAさんは感じた。スマートフォンから、ボイスチェンジャーで変えられた声によって「映してください」といった音声も漏れ聞こえていた。
Xはスマートフォンで会話するような様子もあったが、Aさんはその相手が誰なのか見当はついていなかった。しかしXが「元カレだよ」と言ってきたという。この話の際、法廷での松田被告はなぜか頷いているように見えた。
その後、ボイスチェンジャーから外れたときの声や、Xと通話相手とのメッセージのやり取りのアカウント名などから、Aさんも松田被告の関与を確信したという。しかし、信じたくない思いがある一方、もしそうだとすればなぜ自分がこのような目にあっているのかという思いで、当時は混乱したという。
事件後は睡眠障害や食欲不振に陥り、夜一人で出歩けない、電車に乗れないなど、日常生活に支障をきたしたというAさん。被告人への思いを聞かれると「たくさん思うことがあり、どう伝えていいかわからない」といまだに混乱が続いている様子が感じ取れ、「できる限り厳しく処分していただければ」とその思いを答えた。
