「歌会始の儀」に初めて臨まれた悠仁さま(2026年1月14日、時事通信フォト)
書道「有栖川流」の“家元”である秋篠宮さま
皇族が引き継いでいる伝統として、和歌と並んで書道の「有栖川流」が挙げられる。和歌を表現する手段として有栖川宮家で始まった流派で、「書道の達人」として有名だった江戸時代初期の霊元天皇にルーツがあり、明治天皇も受け継いでいたという。
「書道に詳しい方ならご存じかもしれないですが、独特の『うねり』と鋭い『ハネ』が共存した、威厳と存在感が強い書体です。さまざまな宮様方を経て、現在は秋篠宮さまに継承されているのですが、門外不出で厳格に秘匿されているわけではなく、書道を学ぶ方なら研究書が発売されているので、独学できます。
秋篠宮さまの立ち位置は、あくまで代々皇族のあいだで受け継がれてきた、有栖川流という書体の“家元”。昭和後期、若き日の秋篠宮さまは『あの字が書きたい』とご自分の意思で志願なさって、有栖川流の唯一の正統後継者だった高松宮喜久子さまから有栖川流の手ほどきを受けることになったそうです」
