「講書始の儀」に初出席された悠仁さま(時事通信フォト)
有栖川流の後継者としての“匂わせ”
現在、有栖川流は秋篠宮さまと常陸宮妃華子さまが継承されているが、堀江氏は次代の後継者として悠仁さまの名前を挙げる。
「2017年、秋篠宮さまが悠仁さまを伴い、滋賀県の筆工房『攀桂堂(はんけいどう)』を訪ねられたことがニュースになりました。まさにこの『攀桂堂』が有栖川流の書に必須の特別な筆を作っている唯一の工房なのです。
有栖川流の『うねり』と『ハネ』を支えているのが、現在ではほとんど見られなくなった『巻筆(有芯筆)』という特別な筆です。筆の毛の芯の部分に和紙が巻き込まれている形態なので、普通の筆に比べて非常に硬く、コシがあります。芯を濡らさず、筆の毛の部分だけを洗わねばならないなど管理も難しい。
有栖川流の継承には、特別な字体を体に叩き込むだけでなく、珍しいお道具の扱い方も完全に習得せねばならないという側面があります」
