変わり果てた姿で見つかった(SNSより)
レイチェルさんが語ったことは…
この動画が公開されたほぼ同時期の昨年10月15日には、韓国政府はカンボジアの一部地域に最も厳しい渡航禁止令を出している。カンボジアの一部地域で韓国人を狙った誘拐や監禁など凶悪事件が発生していたからだ。
「Umiさんのケースと似た事案が、多くの韓国人を対象として起きていたようです。手口としては、ビジネス目的でカンボジアに渡航したところを拉致し、特殊詐欺に無理やり加担させるというもの。ただし、なかには自ら進んで犯罪に加担する若者もいるようで、韓国当局も国を挙げて対策に乗り出しているようです。関与者は、1000〜2000人にもおよぶと見られています」(同前)
昨年10月ごろに投稿された動画は、現在までに約285万回再生されている。動画内で、レイチェルさんは次のように語っていた。
「不可解な失踪は、2019年ごろから始まったんだけど、当時の被害者は1~2人程度。つまり世界中のどこでも起こり得ることだったの。でも今、2025年時点では400人以上の行方が分からなくなっているんだ。(中略)。
1年前にも誘拐事件が発生したみたいなんだけど、カンボジアにある韓国大使館に連絡したら『営業時間内に来てくれ』『現地警察に連絡してくれ』とか言われて、『ここ(大使館)には来るな』と門前払いされたって……みんな『マジかよ』って感じだよ。どんどんおかしな状況になっている」(レイチェル・エナジーさんの動画より一部抜粋して邦訳)
前出・大手紙国際部記者が続ける。
「2019年といえば、カンボジア政府が『オンラインカジノ』を禁止したことにより、中国資本が撤退し、急速に治安悪化が進み始めたころにあたります。
昨年秋ごろから、カンボジア現地での韓国人の被害が次々と明らかになっており、今年1月12日には、韓国人女性165人が、カンボジアの首都プノンペンで性的搾取被害に遭ったとして、カンボジアの詐欺犯罪組織員26人が検挙されたと韓国大統領府が明らかにしました」
Umiさんの騒動は氷山の一角にすぎないのだろうか。日本にとっても完全な“対岸の火事”とはいえないのかもしれない──。
