2022年には、息子でメディアアーティストの落合陽一氏と、共著『予言された世界』を上梓した。父・信彦氏は「世界はどちらに向かって動いていくのか。未来の世界で起こることは、その発端が現在始まっている。それを見極めることこそ、これからの大変革の時代に生き残るために必要なことなのだ」と語り、陽一氏は「未来はますます混沌としつつある現在、何を指針に生きていけばよいのか。戦争を含めた未来への警告を出し続けた父・落合信彦の視点、そしてこれからの時代を生きる私自身の視点から未来への指針を示していきたい」とつづった。
繰り返し発せられてきた、未来をつくる若者たちへのメッセージ。「たいした命ではない、死ぬまでやれ」「命を燃やせ」という言葉は、世界と対峙し続けた落合氏自身の生き様そのものであった。
ご冥福をお祈りいたします。
(了。前編から読む)
◆撮影/太田晋三