長野五輪ノルディック複合日本代表の荻原次晴氏
2月6日開幕のミラノ・コルティナ冬季五輪。20年ぶりにイタリアに戻ってきた冬季五輪に現地の熱気は高まるばかり。長野五輪ノルディック複合日本代表の荻原次晴氏に注目したい日本人選手を聞いた。
荻原氏が熱い視線を送るのは自身の出身競技でもあるノルディック複合だ。5大会連続のメダルをめざす渡部暁斗選手は今大会での現役引退を表明した。
「渡部選手にとってまさに集大成となる大会です。前回の北京冬季五輪の直前のワールドカップでは苦戦が続きましたが、本番では個人ラージヒルと団体で見事に銅メダルを獲得して驚かせてくれました。大事な試合にバッチリ合わせてくる抜群の調整力を今回のオリンピックでも見せてくれるはずです」(荻原氏・以下「」内同)
2014年のソチ五輪の個人ノーマルヒルで渡部選手が日本人選手として20年ぶりとなる銀メダルを獲得した際、テレビ中継のキャスターをしていた荻原氏は「あきと、ほんとに良かった!!」と嗚咽号泣し、“渡部選手より目立っている”と話題になった。
「いやぁ、生放送であんなに泣いてはいけないですね……(苦笑)。今回、日本は渡部選手に加えて山本涼太選手、谷地宙選手の3人が出場する見込みで、切磋琢磨して本番に合わせてくれると何か面白いことが起きそうな感じはします」
スピードスケート女子の高木美帆選手は過去の五輪で通算7個(金2、銀4、銅1)のメダルを獲得した。冬季五輪では男女を通じて日本人最多で、今大会でも複数の競技に出場してさらなるメダルコレクションを狙う。
「今は4年ぶりに五輪の興奮を味わう楽しみや、早く緊張感から解放されたい気持ちが入り混じった心境かもしれません。経験ある選手なので最高のパフォーマンスを見せてくれると思いますが、雑念を振り払って一つ一つのレースに集中して、氷を踏みしめるように滑ってくれれば結果は自ずとついてくるでしょう」
