41年の営業終了に際して、お別れメッセージのコーナー

お別れメッセージのコーナーも(撮影:編集部)

「売上前年比35%」新生ダイエーの勝ち筋

ダイエーは今後、関西で地場スーパー「SUPER MARKET KOHYO」や「MaxValu」を展開するイオングループの株式会社光洋と統合、新生「ダイエー」となる。売上高3300億円の企業として新たな成長を目指すという。新生体制での勝ち筋は見えているのだろうか。

「新体制での勝ち筋は、2025年に改装した『ダイエーグルメシティ住道店』ではっきり見えています。光洋の強みである生鮮食品の調達力や店内加工力に、ダイエーの加工食品や惣菜、ベーカリーの価格競争力を重ねたことで、リニューアル後の売上が前年より35%も伸びました。

 結局のところ、日常使いで重視されるのは『鮮度』『出来たて』『値ごろ感』です。そこをきちんと押さえたことが、客足の伸びに現れたのでしょう」(同前)

 一方で新生ダイエーは懸念点もある。住道店の成功例を全店で行えるとも限らない。

「消費者にとって重要なのは、再編で店名や親会社がどう変わったかではなく、他店と比較してダイエーに行く“魅力”があるかどうか。物価高が続く中で家計は厳しくなり、買い物先の選別はさらにシビアになっていくことでしょう。

 それでも創業の地である関西で、その復活を心待ちにしている客はたくさんいます。新生ダイエーが消費者の満足度をどこまで高められるのか。万代、ライフ、オークワなど競合店も黙ってはいません。評価はまさに消費者の選択に委ねられています」(同前)

 イオンによるダイエー再編の背景には物価高があるという。新生ダイエーが消費者にどう受け入れられるのか、今後に注目だ。

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