ダイエー海老名店はイオンの店に変わる(撮影:編集部)
ヨーカドー、ダイエー大量閉店の背景が「イオンモール」という皮肉
イオンにとって子会社の再編とはいえ、ダイエーの閉店ラッシュには数年前のイトーヨーカドーの大量閉店が重なる。時代を彩った総合スーパーが揃って同じ道を辿る背景には、何があるのだろうか。
「ヨーカドーとダイエーがそろって大量閉店に踏み切った背景には、総合スーパー(GMS)という業態が消費者の変化に対応しきれなくなった現実があります。イオングループの岡田元也社長(当時)が2014年に『古いままのGMSは消費者の嗜好の変化に合わない』と語っていた通り、課題はすでに10年以上前から見えていました。
かつては一つの店で何でも買える利便性が総合スーパーの強みでしたが、今では食品・日用品・ドラッグ・衣料品など、それぞれ特化した専門店に消費者が流れています。そうした状況に拍車をかけたのが、専門店を多数そろえた最新のイオンモールというのが皮肉ですね。
結果として、GMSは都市部でも郊外でも中途半端な立場に追い込まれ、顧客が離れていきました。両社が同じ道を辿ったのは、個別の失敗ではなく、構造的な問題だったと言えるでしょう」(同前)
