世界陸上を観戦され、弾けるような笑顔を見せられた悠仁さま(2025年9月、東京・新宿区。撮影/JMPA)
和歌、書道、華道、茶道も…側衛に求められる“教養”
皇族の方々をもっとも近くで護衛する皇宮護衛官は、ほかの皇宮警察と区別して「側衛」と呼ばれる。側衛は皇室の方々が出かける全ての場所で護衛に当たり、プライベートにも寄り添うが、「いわゆるSPとは異なり、威圧感を与えず、国民との間に壁を作らない『ソフト警備』を徹底しています。無線のマイクを掌に隠すなど、気配を消して寄り添うプロフェッショナルです」(同前)
側衛は護衛するだけでなく、皇族方の日常に深く寄り添うため、文化的な教養も求められる。
「皇宮警察の試験に合格すると、皇居内にある全寮制の皇宮警察学校で、大卒は6か月、高卒は10か月の教養訓練を受けるそうです。授業では逮捕術や拳銃の扱い方に加えて、柔道、剣道、ジョギング、水泳などのほか、和歌、書道、華道、茶道、英会話などの一般教養がみっちりと叩き込まれます。
皇族方は公務の一環で文化的な催しによくお出ましになるので、その時、側衛といえども内容を理解できていないとご公務に影響を及ぼしかねません。そうした事態を避けるためなのでしょう」(同前)
