芸能

読者が選んだ「実現したら最高な紅白歌合戦」タモリ司会、明菜と永ちゃんが歌リレー

「もし実現したら最高な紅白歌合戦」シナリオを作成

「もし実現したら最高な紅白歌合戦」のシナリオを作成(写真/女性セブン)

「若者に媚びている」「中高年は切り捨て」──2022年の紅白歌合戦の出場歌手が発表されると、大きな批判が沸き上がった。ならば、理想の歌合戦を自分たちで決めようではないか! ということで、「週刊ポスト」読者1060人のアンケートを実施。数多く票の入った司会者と歌をもとに、「もし実現したら最高な紅白歌合戦」シナリオを作成した。夢の紅白歌合戦はどうなる?

 * * *
「そろそろ行ってもいいかな?」「いいとも!」

 司会のタモリの一声で始まった“最高の妄想紅白”は大島優子、指原莉乃らが一夜限りの復帰をしたAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」で幕を開けた。

 中盤、出場3回目の中島みゆきが初めてNHKホールでメドレーを歌い終えると、「白組は44年前、私と熱愛を噂された松山千春さんです」と紹介。ギターを持ってステージ真ん中に座った松山は「紅白は拒否してきたけど、みゆきとの対決だから特別に出た」と延々と語り始める。控え室では北島三郎が「俺たちの歌う時間がなくなるじゃないか!」と激怒。松山の話は8分にも及んだが、ダン池田が超高速テンポでニュー・ブリードを指揮して(※1)事なきを得た。

【※1:ダン池田とニュー・ブリードは、第25回(1974年)を除き、第23回(1972年)~第35回(1984年)に伴奏を担当】

 終盤に差し掛かり、2022年で引退の加山雄三が登場。「君といつまでも」を熱唱すると、奇抜なイントロが流れる。加山が「『仮面ライダー』! じゃなくて『仮面舞踏会』!」と紹介すると少年隊が踊り始めた。横で手拍子しながら見守った加山は「36年越しの曲名訂正(※2)で、心置きなく引退できます」と泣いた。

【※2:第37回(1986年)で、白組司会の加山雄三が少年隊を紹介する際に「仮面舞踏会」を「仮面ライダー」と言い間違えた】

 夜11時を回ると、ついに中森明菜が姿を現わした。「飾りじゃないのよ涙は」「ミ・アモーレ」を歌い終えると、お辞儀しながら「ありがとうございました」と呟いた。異例のMCで「皆さんのおかげで復帰できました」と

 感謝を述べた明菜は「16年前にカバーさせていただいた、私の大好きな矢沢永吉さんの曲を歌わせてください」と「チャイナタウン」を披露。2番になると、舞台袖から矢沢が登場する。何も知らなかった明菜は思わず嗚咽。矢沢は明菜の肩を抱き寄せ「よく頑張ってきたね」とねぎらう。その時、カメラは感涙する松田聖子を捉えていた。

「止まらないHa~Ha」のイントロが流れ始めると、矢沢のもとに桑田佳祐や松任谷由実、SMAPなどがタオルを持って集まる。聖子は明菜の元に駆け寄り、観客も総立ちに。矢沢が「カモン!」と叫ぶと、無数のタオルがNHKホールに舞った。手持ち無沙汰の客がマスクを上に放り投げると、総合司会の桑子真帆が「マスクを投げるのはお辞めください」とアナウンスする異常事態に。

 狂喜乱舞の中、ちあきなおみが30年ぶりに公の場に立つ。「喝采」を披露すると、地鳴りのような拍手が巻き起こった。大トリは43年ぶりに紅白に帰ってきた山口百恵。ステージに置かれたマイクを拾い、「いい日旅立ち」を歌うと、無言でNHKホールを後にした──。

関連記事

トピックス

麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
「同棲していたのは小柄な彼女」大麻所持容疑の清水尋也容疑者“家賃15万円自宅アパート”緊迫のガサ当日「『ブーッ!』早朝、大きなクラクションが鳴った」《大家が証言》
NEWSポストセブン
当時の水原とのスタバでの交流について語ったボウヤー
「大谷翔平の名前で日本酒を売りたいんだ、どうかな」26億円を詐取した違法胴元・ボウヤーが明かす、当時の水原一平に迫っていた“大谷マネーへの触手”
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
《同居女性も容疑を認める》清水尋也容疑者(26)Hip-hopに支えられた「私生活」、関係者が語る“仕事と切り離したプライベートの顔”【大麻所持の疑いで逮捕】
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
【大麻のルールをプレゼンしていた】俳優・清水尋也容疑者が“3か月間の米ロス留学”で発表した“マリファナの法律”「本人はどこの国へ行ってもダメ」《麻薬取締法違反で逮捕》
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン
賭博の胴元・ボウヤーが暴露本を出版していた
大谷翔平から26億円を掠めた違法胴元・ボウヤーが“暴露本”を出版していた!「日本でも売りたい」“大谷と水原一平の真実”の章に書かれた意外な内容
NEWSポストセブン
清武英利氏がノンフィクション作品『記者は天国に行けない 反骨のジャーナリズム戦記』(文藝春秋刊)を上梓した
《出世や歳に負けるな。逃げずに書き続けよう》ノンフィクション作家・清武英利氏が語った「最後の独裁者を書いた理由」「僕は“鉱夫”でありたい」
NEWSポストセブン
ロコ・ソラーレ(時事通信フォト)
《メンバーの夫が顔面骨折の交通事故も》試練乗り越えてロコ・ソラーレがミラノ五輪日本代表決定戦に挑む、わずかなオフに過ごした「充実の夫婦時間」
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《麻薬取締法違反の疑いでガサ入れ》サントリー新浪剛史会長「知人女性が送ってきた」「適法との認識で購入したサプリ」問題で辞任 “海外出張後にジム”多忙な中で追求していた筋肉
NEWSポストセブン
サークル活動にも精を出しているという悠仁さま(写真/共同通信社)
悠仁さまの筑波大キャンパスライフ、上級生の間では「顔がかっこいい」と話題に バドミントンサークル内で呼ばれる“あだ名”とは
週刊ポスト
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さんが綴る“からっぽの夏休み”「SNSや世間のゴタゴタも全部がバカらしくなった」
NEWSポストセブン
米カリフォルニア州のバーバンク警察は連続“尻嗅ぎ犯”を逮捕した(TikTokより)
《書店で女性のお尻を嗅ぐ動画が拡散》“連続尻嗅ぎ犯” クラウダー容疑者の卑劣な犯行【日本でも社会問題“触らない痴漢”】
NEWSポストセブン