渡辺徹一覧

【渡辺徹】に関するニュースを集めたページです。

劇団・文学座前にて
デビュー40周年の渡辺徹 「自分は何者なのか」悩んだ過去
 今年5月大動脈弁狭窄症で入院し、7月末に現場復帰した俳優・渡辺徹(60)。9月には親子3人初共演の舞台を控えるが、還暦&デビュー40周年という節目に、今何を思うのか。大病で入院するのは2度目という渡辺が、舞台にかける想いを語った。2度の入院、舞台降板で焦燥感「ショックだった」 公演中だったミュージカルを降板し、その後に予定していた舞台は全公演中止。2012年にも虚血性心疾患で心筋梗塞を患い入院、降板したことがある渡辺にとって、再び舞台をキャンセルせざるを得なかったことは「なかなかのショックだった」という。「2回も入院、かつ舞台を降板してしまうと、信用度も含めて次はないんじゃないかと。これは相当なことになったなあという思いが最初は強かったですね。舞台は自分の“基本”なのに、自分の都合で降りざるを得なくなった。焦燥感にかられました」 渡辺は1980年に文学座附属演劇研究所に入所し、今なお現役の劇団員。舞台は自分の根幹だという思いがある。しかし度重なる降板。自分の需要がなくなるかもしれないと弱気にもなったが、共演者のあたたかさと、妻で女優・榊原郁恵の「ジタバタしても仕方ないんだから、まずはしっかり自分の体調を整えること。それが皆さんへの感謝の気持ちになる。今は余計なことを考えない」という言葉に支えられた。劇団に入る原体験は「生徒会長」での一件 高校卒業まで茨城県古河市で過ごした。サッカーも吹奏楽もやる活発な少年は、小学校から高校までずっと生徒会長(児童会長)を務めた。 高校生徒会長の時、学校の垣根を取り払ったイベントが何かできないかと考えた。それまでにも教育委員会が設けた、県下の高校生が集まって話す場はあったが、「進路」や「希望」など、大人が用意したテーマだった。でも、自分たちが本当に話したいことはそんなことじゃない。高校生主体で実行委員会を作り、形にしようと画策した。だが、費用、場所、公立と私立での考え方の違いなど、一筋縄ではいかないことばかりだった。 最初は「やろう!」と盛り上がったものの、実行委員は1人減り2人減り、最終的に残ったのは自分と幼馴染ら周囲の人間だけ。もううまくいかないのかと心折れそうになっていた時、仲間から言われた言葉にハッとした。「『徹、何をもって成功だと思うんだ、大勢集まるから成功というわけじゃないだろう? 人がいっぱい来ても来なくても、やろうと思ったことを自分たちの手で開催したということが大事だろ』って言われて。それもそうだなと」 遮二無二奔走した結果、三千人ほども集まる盛況をみせた。疲れ切って家に帰り、自室で音楽を流していた時、ふと涙が溢れて止まらなくなった。「仲間がいたということと、彼らと何もないところから作り上げることができたという嬉しさが、感情を高ぶらせた」と渡辺は述懐する。 高校卒業にあたり、ここが合格できそうだ、くらいの気持ちで大学への進路を決めかかったが、そこで疑問符がついた。あれ? 俺、何のために大学に行くんだろう。改めて自問自答した時、自分がやりたいのは、仲間と何かを作り上げるようなことだ、と思った。そしてそれを生業にしていきたい。 そこで思い出したのが、高校1年生の時に縁あって参加した地元のアマチュア劇団だった。その劇団を主宰する男性に相談したところ、どうせやるなら、今日本の演劇界で「東大」といわれている文学座に挑戦したらどうだと勧められ、門を叩くことになる。マルチな活躍の裏で…自分の“肩書”に悩んだ過去 20歳の時俳優デビューして40年。俳優だけにとどまらず、歌手、司会、ナレーション、バラエティタレント、声優とその多才さは芸能界随一だ。「それぞれ突発的にやろうとしてきたわけではなく、全部線でつながってはいるんです」と言うが、そのマルチっぷりに悩んだこともあると明かす。「言ってみれば順風満帆、トントン拍子。俳優、歌手、バラエティ等々で寝る時間もないくらい忙しかったんですが、デビューして3年ぐらい経った時、だんだん不安になってくるんですね。『俺って何者?』って。仕事があるのはありがたいし、肩書なんて気にするのは人間小さいって思いながらも、『俺は一生“柱”がないままなのか』と、悶々としました」 スランプに陥った渡辺は、文学座創立メンバーである杉村春子の元を訪ねた。自分の「柱」がわからなくなった、という悩みを打ち明けると、穏やかに話を聞いていた杉村は静かに「徹ちゃんは何がおやりになりたいの?」と問うた。渡辺が「舞台、俳優をやっていきたいです」と答えたところ、杉村はこう言ったという。「じゃあなんでもおやりなさい」――。「すべて血となり肉となりますから、と。そのかわり、歌でもコントでも、自分は役者で“門外漢”だからこの程度、なんていうんだったらやめなさい。血にも肉にもならない。やるんだったら、上手でも下手でもいいから、100%の汗をかいて、一生懸命やってごらんなさい。そうしたら、全部自分に返ってくるからという言葉をいただいて。その時すぐ納得できたわけではないんだけど、杉村先生がそうおっしゃるならと、とりあえず一生懸命やれることをやろうという思いでやってきた、という感じです」 杉村の言葉を「ああ、こういうことだったんだ」とわかるようになったのは、もしかするとつい最近かもしれない、と渡辺は言う。「人って、自分の上手い・下手、向いている・向いてないで壁にぶつかるんだけど、そうじゃない。まずは一生懸命やってみると、おのずと道が拓けるんだなあと。 人間の一生って、本当に一瞬。その一瞬をどう生きるか、という時、人の評判ばかり気にして生きるんじゃなくて、自分がやりたいように動いてみたい。人生100年時代っていいながら、実質使える人生は短いんだよね。だって、このご時世、本当に何があるかわからないでしょう? 死ぬ時に、まだまだ足りないかもしれないけど、『やりたいことやったなあ』と思って死にたい」やりながら迷えばいい。「意地にならない」ことの大切さ 今年還暦を迎えた。少し前には、「いつまで仕事を続けられるか」と頭をよぎったこともある。「やっぱりきっかけは病気ですね。心筋梗塞をやった頃から、いつまでできるんだろうなあ、って考えるようになったのは確かです。でも、わからない先のことを考えても仕方ないし、何か計画を立てたとしてもその通りになるとは限らない。人生設計や目標をもつのはまた別ですけどね。 そう気づいたのが、今年です。最初の入院から9年経って、人間としても厚かましくなってきた。結局目の前のことをひとつひとつやるしかない。ただ、そのなかでいちばん大事なのは、やっぱり『今、これをやりたい』と思っていることを捕まえられるかどうかだと思います。今自分の針が振れているものは何なのか、正直にキャッチする。自分で自分の制限を決めて、針を振らさないなんて勿体無い」 がむしゃらに40年過ごしてきた渡辺の結論は、「やりながら迷えばいい」というものだ。「必死にやってみて、ちょっと違うなと思ったらやめていい。意地になって全部続けなくていい」という渡辺には、いろんな肩書があるという悩みはもうない。大事なのは、他人が自分につける〈肩書〉よりも、自分が今何をしたいか。2度の大病を経て、杉村の言葉を益々痛感している。41年間ずっと「文学座」に身を置く理由 走りながらしなやかに取捨選択をしていく。そのなかで文学座は、最初から現在まで渡辺の「ベース」だ。「身を置き続けるのには、3つくらい理由があるんですよね。一つは、先輩、後輩、演出家含めてまだ一緒にやりたい人間がいるということ。二つめは、『怒られること』ですね。デビューした頃はどんな現場に行っても怒られてたのに、最近は怒られない。ドラマの現場に行っても、バラエティ番組でも、怒られなくなってくる。 だけど、劇団の稽古に来ると、関係なく怒られる。文学座においては、後輩が先輩にものを言ってもいいんです。俺らも先輩に意見してきたし、先輩もそれを聞く耳をもつのが伝統になっている。 外で仕事をした後劇団に戻ってくると、『あ、俺ってまだこんなことできないんだ』とか、逆に『こんなことできるようになったんだなあ』っていうのが、明確にわかるんです。だから、俺にとって劇団は、人間ドックならぬ役者ドック的な価値がある。役者として、きちんと診断してくれる大切な場所です。 三つめは、文学座という看板ですね。劇団のポジションや価値は時代とともに変わっているかもしれないけど、それでも俺は文学座っていう看板に助けてもらったから。樹木希林さんや桃井かおりさん、松田優作さんのような、俺が研修生になった時にはすでに文学座をおやめになっていた先輩も、俺が文学座っていうだけでことさらに可愛がってくれた。そういう恩がありますね」歓びを感じるポイントは「10代も60代も変わんない」 9月には親子初共演の舞台を踏む。NHK連続テレビ小説『ちゅらさん』などの脚本家、岡田惠和氏が手掛ける『いまさらふたりでpart2 朗読劇「家庭内文通」~きっかけは いつも夫婦喧嘩!家族の愛情物語~』。 2017年の『いまさらふたりでpart1』は榊原との朗読劇だったが、今回は長男で俳優の渡辺裕太も加わり、3人で物語を紡ぐ。タイトル通り、夫婦が喧嘩するところから始まるフィクションだが、岡田ワールドならではの生きた言葉によるリアルさが漂う。 渡辺は「家族は遠慮がないから、壮絶な稽古になる。読み合わせも、自宅でやっちゃうと終わり時間がみえないし、生活のオンオフがなくなる。前回で経験して、二度とやるかと思ってたのに……」と茶目っ気たっぷりに言いつつ、「ただ、大変だったものって、終わった時にすごく達成感があって」と楽しみを隠せない。仲間と一つのものを作り上げる歓びは、生徒会長の時に経験した想いと変わりませんね、と水を向けると、「10代でも60代になっても変わんないね」と笑った。【渡辺徹】俳優。1961年5月12日生まれ、茨城県出身。1980年、文学座研究所に入所。ドラマデビューは1981年「太陽にほえろ!」(日本テレビ系)、初舞台は1984年文学座本公演「マリウス」。1987年、歌手・女優の榊原郁恵と結婚。ゴールデンアロー賞新人賞(1982年度)、エランドール新人賞(1984年度)、菊田一夫演劇賞(2001年度)受賞。『いまさらふたりでpart.2 朗読劇「家庭内文通」』日時:2021年9月25日(土)12:00開場 13:00開演 / 16:30開場 17:30開演会場:東京・草月ホール / 料金:7000円有料配信(PIA LIVE STREAM):夜公演17:30開演 3000円 / アーカイブ期間:9月28日23時まで出演者:渡辺徹 / 榊原郁恵、ゲスト:渡辺裕太●取材・文 /  吉河未布 撮影 / 内海裕之
2021.09.18 16:00
NEWSポストセブン
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祝・星野&新垣 反町&松嶋、小栗&山田…共演後に結ばれた芸能人夫婦
 日本のみならず世界が湧いた星野源(40才)と新垣結衣(32才)の結婚発表。ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)で共演したふたりは、同番組の続編で再共演したことがきっかけで交際に発展したという。このふたりのように、共演を機に結婚する芸能人夫婦を振り返ろう。●堺雅人(47才)&菅野美穂(43才) 映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』(2012年) 結婚=2013年●小栗旬(38才)&山田優(36才) ドラマ『貧乏男子 ボンビーメン』(2008年 日本テレビ系) 結婚=2012年●反町隆史(47才)&松嶋菜々子(47才) ドラマ『GTO』(1998年 フジテレビ系) 結婚=2001年●三浦友和(69才)&山口百恵(62才) ドラマ『赤い』シリーズ(1974年~1980年 TBS系) 結婚=1980年●長渕剛(64才)&志穂美悦子(65才) ドラマ『親子ゲーム』(1986年 TBS系) 結婚=1987年●渡辺徹(60才)&榊原郁恵(62才) ドラマ『風の中のあいつ』(1984年 日本テレビ系) 結婚=1987年●水谷豊(68才)&伊藤蘭(66才) ドラマ『事件記者チャボ!』(1983年 日本テレビ系) 結婚=1989年※女性セブン2021年6月10日号
2021.05.29 07:00
女性セブン
佐藤浩市と息子の寛一郎(共同通信社)
2世芸能人の売り出し方、「親の名前出さない」に変化
 2世タレントの“売り出し方”の戦略は、時代とともに大きく変わってきた。かつての2世タレントたちは「七光り」を最大限に利用し、いきなり主要キャストとして華々しくデビューするケースが少なくなかった。 高島忠夫・寿美花代夫妻の息子・政宏は、大学在学中に映画『トットチャンネル』で華々しくデビューし、同作で日本アカデミー賞やブルーリボン賞などの新人賞を獲得。弟の政伸も、大学在学中にNHKの朝ドラ『純ちゃんの応援歌』でデビューしている。高島ファミリーはバラエティなどにしばしば一家総出で出演しており、「芸能一家」の「親子共演」は当たり前だった。 しかし、その後は「親の七光り」が本人にとってマイナスに働くケースも増えた。高橋英樹の娘の高橋真麻もその例といえる。「2004年にフジテレビの局アナになりましたが、入局当初から『コネ入社だろ』と言って叩かれ、バラエティ番組などでイジられてばかりで、アナウンサーとしては不遇だった。しかし、2013年にフリーに転身してからは、不遇時代に磨いたバラエティ力を存分に発揮し、今や超売れっ子になっている」(フジ関係者) 松田聖子と神田正輝の娘・神田沙也加も同様だ。「13歳でデビューしたが、ステージでの母子出演も多く松田聖子の娘であることを活用してきた感は否めない。それが視聴者の反感を買ってしまった。2011年末のNHK『紅白歌合戦』に出演し、母子でデュエットした時には親の七光りなどとバッシングを浴びました」(音楽関係者) しかし、そんな神田沙也加も、女優業のかたわら声優の専門学校に通うなど地道な努力を経て、2014年公開のディズニーのアニメ映画『アナと雪の女王』日本語版では、見事に王女・アナ役を射止めた。「映画の大ヒットを引っさげて、その年末には再び紅白に出場し、歌唱力が絶賛された。1回目にバッシングを浴びた“リベンジ”を見事に果たしたかたちです」(同前) あるキー局関係者は「10年前あたりから2世タレントに対する、世間の空気が如実に変わってきた」と語る。「ネット全盛時代になり、『何の芸もないのに』といった2世タレントに対するバッシングが、今まで以上に世間に拡散するようになった。加えて、俳優やスポーツ選手の子供たちが続々と芸能界入りしたことで、よほどの大物の子供でない限り埋もれてしまう。親の名前で一度は使ってみるものの実力が伴わず、すぐに消えてしまうことが増えました」(テレビ局関係者) 一方で、親の名前に頼ることなく、実力をつけて成功する2世が登場してきた。「その典型例が杏と安藤サクラ」だと語るのは、ある芸能事務所関係者。「15歳でモデルとしてデビューした杏は、渡辺謙と母親が離婚で揉めていたこともあって、事務所に『父のことは内緒にしてほしい』とお願いしていたそうです。離婚成立後も、ずっと『渡辺』姓を伏せて活動を続けていました。その結果、朝ドラ『ごちそうさん』でヒロイン役を務めるまでになった」 同じく朝ドラ『まんぷく』で朝ドラ史上初の“ママさんヒロイン”となった安藤サクラも、父親が奥田瑛二、母親が安藤和津という芸能界のサラブレッドだ。「父親が監督を務めた映画『風の外側』で、主演女優がクランクイン直前に降板してしまったために代役としてデビュー。しかし、その後はどんな役柄にも果敢に挑戦して、芝居の実力を磨いてきた。親の七光りではなく、自力で這い上がってきた役者のひとりです」(映画関係者) 現在放送中のドラマに出演する2世タレントには新田真剣佑(父・千葉真一)、池内万作(父・伊丹十三、母・宮本信子)、寛一郎(父・佐藤浩市)、趣里(父・水谷豊、母・伊藤蘭)、三浦貴大(父・三浦友和、母・山口百恵)、工藤阿須加(父・工藤公康)らがいるが、そうした若手俳優のなかでも、寛一郎は父・佐藤浩市の名前を伏せたまま2017年にデビューし、同年公開の映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で日本映画批評家大賞の新人男優賞、2018年公開の映画『菊とギロチン』でキネマ旬報ベスト・テン新人男優賞に輝いた実力派だ。 寛一郎という名前だけの芸名についても、インタビューで「親父のイメージがあるから、佐藤はつけたくなかった」と語っている。父の佐藤浩市も「三國連太郎の息子」というレッテルに苦しんだ経験からその姿勢を認めているという。 新田真剣佑も「世界のサニー千葉」の息子だが、芸名はあえて「千葉」姓を外した。「真剣佑も本格的なレッスンを受け、舞台や映画の端役で実績を作ってから抜擢されている。親の七光りだけでは長続きしないし、そのほうが『あんな有名人の子供なのに、努力してきたんだね』と、視聴者の共感も得やすいんですよ」(芸能事務所関係者) 渡辺徹・榊原郁恵夫妻の息子の渡辺裕太のように、「親子共演NG」を貫いているケースもある。◆テレビ局の“大人の計算” いくら親が有名人でも、実力がなければ認められなくなってきた2世タレント。だが、その他大勢の役者やタレントに比べて、彼らに大きなアドバンテージがあることも、紛れもない事実だ。「本人が親の名前を隠していても、局側は事務所から親のことを聞かされているもの。タイミングを見計らって“実は誰々の子供だった”ということを明かせば、親のファンは必ず注目してくれるし、逆にそこまで親の名前に頼ろうとしなかった姿勢をアピールすることで、視聴者からの好感度を上げることもできますからね」(テレビ局関係者) いつの間にか2世タレントが大量に出演しているその背景には、こんな“大人の計算”もあるようだ。 夏クールのドラマでも、『ノーサイドゲーム』(TBS系)に千葉真一の息子・眞榮田郷敦(まえだごうどん・新田真剣佑の弟)が出演。杏が主演を務めた『偽装不倫』(日本テレビ系)では、その杏の恋人役を『島唄』で知られる歌手、宮沢和史の息子・宮沢氷魚(ひお)が演じた。NHKの前の朝ドラ『なつぞら』にも、哀川翔の娘・福地桃子がヒロインの親友役に抜擢されるなど、たしかに2世タレントの勢いは凄まじい。2世タレント事情に詳しいコラムニストの山田美保子氏はこう語る。「日本人は家系図を大切にする文化があるし、その子の親と比較して、ああだこうだ言うのが好き。恵まれた環境にいる2世が親に頼らず努力している姿は、見ていてドラマがある。 もちろん長嶋一茂や石原良純のように思いっきり七光りを隠さない天真爛漫な2世を見ているのも、バラエティ的には楽しいのですが。役者に限れば“ストイックな2世”が求められる時代になってきました」“隠れ2世”ブームはまだまだ続きそうだ。※週刊ポスト2019年11月29日号
2019.11.19 11:00
週刊ポスト
イラスト/ヨシムラヒロム
負け顔が似合うアンガ田中卓志 「ゲーム実況」と相性抜群
 ネット生放送の定番番組のひとつに「ゲーム実況」がある。eスポーツの強豪選手による配信だけでなく、有名YouTuberによる配信も録画も含めて人気だ。ゲーム好きで知られるモデルで女優の本田翼が突如、YouTubeでゲーム実況を始めた時には、本人が写っていないにも関わらず1日で100万回再生を超えた。そのゲーム実況配信の世界に、アンガールズの田中卓志が2018年12月から加わった。イラストレーターでコラムニストのヨシムラヒロム氏が、人に見られるときは面白くて当然と言われる芸人が、ゲーム実況に加わった意義について考えた。 * * * 先日、小学6年生が将来就きたい仕事のランキングが発表された。男子の1位は定番のスポーツ選手、2位の研究者に大差をつけての首位である。そして、注目が集まったのがスポーツ選手の内訳だ。40%のサッカー、30%の野球、6%のテニスときて、4%のeスポーツが続く。現在、国内のeスポーツ大会の最高賞金は1億円。「ゲームしてお金もらえたらいいのに?」なんて戯言がシャレじゃない時代になっている。 eスポーツの隆盛によって、一時はテレビから姿を消していたゲーム番組も増えている。今年33歳となった僕の小学生時代、娯楽といえばスーパーファミコン一色だった。テレビ東京の木曜18時といえば任天堂一社提供のゲームバラエティ番組。ちなみに10年以上放送されていた。素人の小学生がゲームに関するクイズに挑戦。優勝商品のゲーム、テレビ出演の相乗効果で興奮状態となるガキをいなす司会者の渡辺徹、対子供専用ともいえる職人的な司会術が記憶に残っている。それにしても、あの頃のテレ東は二軍感が強かったなぁ……。 現在、渡辺徹に代わりテレ東のゲーム番組の司会を務めるのは芸能界の一軍選手・有吉弘行。有名人の自宅に赴き、ゲームに興じる番組『有吉ぃぃeeeee!~そうだ!今からお前んチでゲームしない?』が毎週日曜22時から放送されている。タイトルからもわかるようにeスポーツの要素を含む番組、公式ツイッターで対戦相手を募集するといった試みも行っている。 実は『有吉ぃぃeeeee!』、有吉が「これ、街ブラ番組だから」と自嘲しちゃう番組でもある。番組の前半は有名人が住む街の商店街を探索。試食しつつ、お宅訪問する際の手土産を探す。やっと自宅にたどり着き、ゲームに興じる。プレイ以上にゲーム内の出来事から派生する雑談が面白い。誰よりも真剣にゲーム挑むアンガールズ・田中卓志の失敗を「お前、ダメな奴だなぁ~」と笑う有吉。子供の頃、友達の家でゲームをした日々を思い出す。買い食いとゲーム、こんなノスタルジーでカルピスの味が呼び覚まされる。『有吉ぃぃeeeee!』はYouTubeでも展開されている。田中をメインとしたスピンオフ『卓志ぃぃeeeee!』が公式アカウントより配信中。本編が昭和的なゲームの楽しみ方なら、スピンオフは現代的なゲームの遊び方。田中はインターネットを通じて、世界中の人と戦う。ゲーム実況をしつつ、ゲーム能力の向上を目指している。ゆえに動画のタイトルには「特訓」といったフレーズが付けられることも多い。 YouTubeでゲーム実況が定番のコンテンツとなってから長い。ヒカキンを筆頭にYouTuberの多くがゲーム実況だけのチャンネルを持っている。そんな土壌にテレビ局と一流芸人が組んだ『卓志ぃぃeeeee!』が挑む。力の入れ方はアイコンを見れば一目瞭然、田中の写真の上にはタイトルと動画の趣旨説明。いかにもYouTuberっぽいアイコンが設定されていた。テレ東がYouTube仕様に寄せる。時代は随分と変わった。 アイコンと同様に田中も力を入れている。芸人としての矜持もあるはず、YouTuberとは一味違うゲーム実況を見せたいところ。視聴者もプロとしての面白さを期待している。現在、配信されている動画を鑑賞すると田中とゲーム実況の相性は良いeeeee! ゲーム実況者は大まかに、スーパープレイを披露するやりこみタイプ。そして、プレイ中のリアクションで人気を集めるタイプの2つに分けられる。特訓中の田中は当然後者、「リアクションに貴賎なし」とテレビと同様の破顔やふるまいを披露する。 感情の起伏を身体で表現することがリアクション芸人の仕事だ。喜怒哀楽を揺さぶるゲームと相性が良いのは必然である。しかし、田中が他のYouTuberと比べて段違いのゲーム実況をしているかといえば、怪しい。名誉のために書くが田中に落ち度は一切ない。ただ、現在のYouTuberたちのトーク技術が底上げされているのだ。 全ての表現は模倣から始まる。おそらく、YouTuberはテレビで見た芸人のリアクションを学んだ。得た技術は自身のゲーム実況に生かされる。田中の「もう、なんで?」といった泣き声リアクション、実はとっくに流用されている。ゆえに本物がやった際、新鮮味が若干薄れてしまう。田中のリアクション芸が進化するほどに模倣者も育ってしまう。ゲーム実況を通して、なんとも皮肉な構図も浮かび上がってきた。しかし、二番茶よりも一番茶が豊穣であることに疑いはない。 普段、温厚な人が車の運転中だけ激しい性格となる。そして人は、運転と同じくゲームの操作をする際、本性が漏れる構造となっているようだ。ゲーム中、覗く田中の本性こそ『卓志ぃぃeeeee!』の醍醐味。 プロゲーマー・板橋ザンギエフと『ストリートファイターV』で対戦した田中。通常ルールでやっても勝てるはずがない。協議の結果、「板橋は対戦スタート時から5秒間は無抵抗」といったハンデマッチ戦が組まれた。5秒間、田中は板橋をボコボコに殴る。その後、反撃されるものの1ラウンドをギリギリで先取する。2ラウンド、無抵抗なキャラクターを再び痛みつける田中。そして、奇跡が起った。殴った勢いそののま、必殺技が炸裂。プロ相手に無傷で勝利を飾る。諸手をあげ「やった~」と喜び勇む田中に「有利な形勢を取ると強いタイプですね、田中さんは……」とボヤく板橋。ハンデをもらっているのに勝って図に乗る田中は、板橋のぼやきを聞き逃さず「俺をダメ人間みたいに言うんじゃないよ!」と激しくツッコミ。顔を出さない人も多い実況系YouTuberとは異なり、パーソナルを知られている田中らしい面白さが表出しているシーンだった。 本編、スピンオフを観て、コミュニケーションツールとしてのゲームっていいな、と再確認。自分はプレイせずともゲームを楽しむ人を通し、追体験できるのがゲーム実況の魅力。僕は田中がプレイしたゲームを一切やったこともない。しかし、彼のプレイ映像を満喫できる。ゲーム実況はプレイヤーと非プレイヤーを繋ぐ。これもひとつの交流である。 水野晴郎ではないが「いやぁ、ゲームって本当にいいもんですね~」と言い、このコラムをゲームオーバーしたい。●ヨシムラヒロム/1986年生まれ、東京出身。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。イラストレーター、コラムニスト、中野区観光大使。五反田のコワーキングスペースpaoで週一回開かれるイベント「微学校」の校長としても活動中。テレビっ子として育ち、ネットテレビっ子に成長した。著書に『美大生図鑑』(飛鳥新社)
2019.07.17 16:00
NEWSポストセブン
榊原郁恵と小川菜摘 仲良しの秘訣は「引き分け」?
榊原郁恵と小川菜摘 仲良しの秘訣は「引き分け」?
 ママ友の関係は難しい。一時は家族以上に濃密な時を過ごすが、子供同士のつながりがなくなったり、子供が成長するにつれ疎遠になる。芸能界のお受験ママたちもそう。同じ学校で子供が小さいうちは頻繁に連絡を取るものの、アッという間に“知らない仲”になるという。 そんななか、20年以上「ママ友」のつきあいが続いているというのは、榊原郁恵(58才)と小川菜摘(54才)。もともと、小川が長男の幼稚園選びを郁恵夫妻に相談したことから関係は始まったという。「幼稚園から高校まで一貫の有名私立で自然とつきあいが続いたそうです。そこは保護者同士がとても仲がいいところで知られています。当時から、2人は芸能人の子供だからと甘やかさないようにしようと話し合って、お小遣いの金額などを相談しあっていたそうです」(芸能関係者) そんな2人がつい先日、トーク番組『ボクらの時代』(フジテレビ系、11月12日)に揃って出演。赤裸々トークを繰り広げた。この日は榊原の夫・渡辺徹(56才)も出演した。 小川・浜田雅功(54才)夫妻と郁恵・徹夫妻の交際のなれそめから近所づきあい、夫婦げんかに子育て…。「お互いの家や子供のことを比較すると関係は崩れやすいでしょうが、意外にもこの2組の夫婦の共通項は多いんですよね。夫の浮気への対処もそうですが、お子さん同士も仲がよくて、ハマ・オカモトさん(26才)と渡辺裕太さん(28才)も共に芸能人。同じスーパーに通うなど近所での暮らしぶりもそうです。奇跡だと思いますよ」(前出・芸能関係者) お父さん同士は運動会のたびに綱引きをしていたというが、“引き分け”こそいい関係の秘訣だった!?※女性セブン2017年11月30日・12月7日号
2017.11.17 16:00
女性セブン
布川敏和が回想 シブがき隊の解散時も3人で焼肉行った
布川敏和が回想 シブがき隊の解散時も3人で焼肉行った
 2016年12月31日。SMAPが静かに解散したその日撮られた5人の、同刻、同場所の写真。木村拓哉(44才)ではなく、森且行(42才)がいた。その意味が半月以上たった今もファンの心をざわつかせている。「これ、ほんとなの? 森くんもいる…。でもみんな、意外と酔っぱらってないんだな、どうなんだろうね、これ」『女性セブン』に掲載された大晦日のSMAPメンバーの打ち上げの写真を見てそうつぶやいたのは布川敏和(51才)。かつてジャニーズ事務所に所属した元シブがき隊メンバーの「フックン」だ。 布川の言う「どうなんだろうね、これ」という思いは、ファンも同様に抱いている。こうであってほしい、こうなんじゃないか、こうあるはずがない、とそれぞれに思いを巡らせている。そんななか11日の日刊スポーツが「本当はキムタクにも連絡がきていた」と続報を報じ、ファンはさらにどよめいた。 ファン歴15年の会社員、浅田洋子さん(40才)は戸惑った。「最初は“連絡がなかった”と聞いて、木村くんがハブられたんだ、と悲しい気持ちになったんです。他のメンバーはひどいって。だけど、連絡が来ていたのであれば、どうして木村くんは参加しなかったんだろうって考え込んでしまった。もちろん、家族がいるのはわかるんです。 だけど、仲間を大事にする木村くんの性格からしたら、たとえ忙しかったとしても、ちょっとだけでも顔を出すことだってできたんじゃないかな、って思うんです。だって、深夜2時までやっていたんですよね? 連絡があってもなくても、やっぱり5人の間には溝があったのかな…って勘ぐってしまいます」 これまでも人気絶頂にあるグループが解散することがあった。人気絶頂での解散だからこそ、ファンの「なぜ?」「どうして?」という思いに呼応してさまざまな憶測が飛び交うが、なかでも「不仲」はもっとも多い。  BOOWYも1988年の解散当時は氷室京介(56才)と布袋寅泰(54才)の不仲が原因だと報じられたし、1992年に解散したチェッカーズは、7人のメンバーの意見が割れて「4対3」に分かれて対立しているといわれていた。 1988年に解散したシブがき隊もそうだった。結成した1981年は、小泉今日子(50才)や早見優(50才)、渡辺徹(55才)ら錚々たるアイドルのデビュー年でもあり、『花の82年組』と呼ばれた。そんなアイドル戦国時代に、シブがき隊は紅白に5年連続出場するほど熱狂的な人気を集めたが、わずか7年あまりで解散となった。原因の1つと言われたのが、「布川・本木」対「薬丸」という「2対1」で不仲だということ。「確かに、そういわれればそうだけれど、それは不仲とは違うよ。ただ性格が合わないだけ(笑い)。おれと本木はチェッカーズのメンバーやら(木梨)憲武くんやら野沢直子とかと仲よくなって、しょっちゅうディスコとかクラブに遊びに行ったり、収録で一緒になった時はワアワア騒いだり…。 だけど薬丸はツッパリキャラのくせに、ああ見えてまじめなんだ。“ディスコなんて行ったらヤバいよ”とか“ライバルと遊ぶな、どれだけおれたちのファンを持っていかれていると思っているんだ”と本気で怒っていた。そんなふうだから、解散してから3人がそろったのは、おれの結婚式の披露宴が最初で最後。それもふたりを並ばせちゃまずいかな、と思って間に(中森)明菜を入れたり、気を使ったよ(笑い)」(布川) 布川は前述した大晦日のSMAP打ち上げ写真を見ながら、「そういえばおれたちも、解散するとき焼肉行ったなぁ」としみじみつぶやいた。 「コンサートの前日、その時はいつもなら絶対いるマネジャーもいなくて本当に3人だけだった。だからこそ、31日の焼肉は、キムタクにも来てほしかったなぁ。28年間の最後だから、お疲れ様っていうのがあってもいいんじゃないかなって、思う」 そんなふうに彼らと自身を重ね合わせながらも、布川は言う。 「だけどやっぱり、ぼくらが続けた8年と28年という四半世紀では、全然重みが違うから…なんとも言えないんだけどね」※女性セブン2017年2月2日号
2017.01.23 07:00
女性セブン
高畑裕太の芸能界復帰説 二世仲間の渡辺裕太「応援しない」
高畑裕太の芸能界復帰説 二世仲間の渡辺裕太「応援しない」
 女優・高畑淳子(62才)の長男である高畑裕太(23才)が、強姦致傷容疑で逮捕されてから3か月。示談が成立し、不起訴となったことで、一部メディアで《淳子が息子の芸能界復帰を目論んでいる》とも報じられたが、高畑を知る芸能関係者はこれを否定する。「残念ながら起用しようという番組や舞台はないでしょう。『強姦致傷』という言葉はイメージが悪すぎる。まずスポンサーがつきません。淳子さんもそれは重々承知で、近く精神修行のために四国のお遍路をさせる予定だそうです。いずれは裏方のスタッフなどで社会復帰させたいという意向はあるみたいですけどね」 裕太がこれから歩むのは茨の道である。だからこそ、家族以外にも支えとなるべき仲間が必要になる。事件発生後、高畑淳子は舞台『雪まろげ』に出演。ここで共演しているのが榊原郁恵(57才)だ。渡辺徹(55才)と郁恵夫妻の長男である渡辺裕太(27才)は同じ二世タレントとして高畑裕太と特に親しかった。似た境遇に加え、名前も同じ。通じ合うものがあり、事件前は「W裕太」として2人でバラエティー番組に出演する機会も多かった。別の芸能関係者はこう語る。「息子同士、母親同士、よき友人関係でした。郁恵さんと淳子さんが同じ番組に出演した際は、息子の部屋の汚さをお互い嘆いていたし、楽屋でも二世タレントの難しさについて語り合っていました。共通の悩みを抱えているからこそ、母子それぞれわかり合える部分が多かったのでしょう。 なのに、あんな事件が起きてしまって…。郁恵さん、稽古場で淳子さんと一緒になっても、何と声をかけていいのかわからない様子でした。痛みがわかるがゆえに、軽々しく慰めの言葉をかける訳にはいかなかったのです。渡辺裕太さんもまた同じ気持ちだったと思います」 渡辺裕太が女性セブンに重い口を開いた。この夜、都内の劇場で出演舞台を終えた彼は、記者の問いかけに時折考え、言葉を選びながら丁寧に答えた。「裕太とは事件以来会っていません。こちらから連絡するのも控えています。今どこにいるとか、その辺りはぼくもわからないんです」──母親の淳子さんとはどんなお話を?「それは、最近会いましたので。舞台(『雪まろげ』)の公演を見に行かせていただいて、楽屋にも挨拶に。すばらしい舞台だったので、そのことを伝えたかったのですが、お母様からは“息子がお騒がせしてしまい、本当にごめんなさい”という言葉を真っ先にいただいて…。悲しそうな顔で、ぼくもつらかった」──高畑裕太さんの今後について、支えになるつもりはありますか?「う~ん…。芸能界に復帰するという話になれば、ぼくは応援しません。今回の一件、どんなことが起きていたのかぼくは詳しく知りませんが、決して褒められた行為でないことは事実ですから。ただ、この感情は伝えるのが難しいのですが、ぼくの彼に対する気持ちは事件前と変わらないんです。彼のやったことを擁護するつもりはないけど、昔も今もこれからも、ぼくは彼の友人でありたい」※女性セブン2016年12月8日号
2016.11.25 07:00
女性セブン
生活情報バラエティ 生活の充実感求める意識の高まりで人気
生活情報バラエティ 生活の充実感求める意識の高まりで人気
 バラエティー番組『あのニュースで得する人損する人』(日本テレビ系)が好調だ。人気をけん引しているのが「家事えもん」。元お笑いトリオ・ジュシーズの松橋周太呂(まつはし・しゅうたろ)の愛称で、「掃除能力検定士」や「ジュニア洗濯ソムリエ」といった資格を取得するほか、自宅には洗剤100種類、スポンジ30種類を所有するほどの「家事好き男子」。料理も得意で、5月5日「こどもの日」の放送回では学校給食100人分を作り、子どもたちの苦手な食材を美味しく調理。この回は視聴率14.2%を記録した(関東地区・ビデオリサーチ調べ)。近ごろ、同じように「暮らしの中でためになる」番組を多く見かけることはないだろうか。 例えば『有吉ゼミ』(日本テレビ系)では“潔癖王子”こと俳優の石黒英雄が掃除の仕方を紹介。『幸せ!ボンビーガール』(日本テレビ系)ではタレントの森泉が100円ショップで購入した商品を使って様々な収納・DIY(日曜大工)術を実践。『いきなり!黄金伝説。』(テレビ朝日系)では、渡辺徹・榊原郁恵の長男・渡辺裕太、また前川清の長男・紘毅が、古びたアパートの一室のリノベーションに挑戦。さらにはこの4月から、長年の汚れがたまった人気飲食店をその日の開店までに大掃除する企画もスタートした。 日曜朝の生放送番組『シューイチ』(日本テレビ系)でもKAT-TUN・中丸雄一がDIY術を実践。『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)でも保護施設に住む犬たちのために遊具を手作りするコーナーが人気だ。 家事、収納、DIY、さらにはリノベーション…生活に役立つ情報を紹介する生活情報バラエティーが人気の背景はどんなところにあるのだろうか?  「ためになる、生活に役立つ番組というのは、例えばクイズ番組であるとか、恋愛バラエティーといったジャンルと同じように、はやりすたりというか、生まれては消えるもの。かつては10年ほど前にも生活情報バラエティーが大ブームを呼んだことがありました」(テレビ局関係者)  それが、いわゆる「食材の健康パワー」を紹介する番組だ。その代表格だったのが、身の回りにある事柄を毎回多角的に検証する『発掘!あるある大事典』(フジテレビ系)。1996年の開始以来毎週視聴率20%を超す人気を博していたが、2007年1月、実際には検査を行っていないにもかかわらず納豆がダイエットに効果的であるという虚偽のデータを放送。このねつ造騒動のあおりを受けて番組は終了した。 他にも同時期、同じような不祥事が相次いだ。『教えて!ウルトラ実験隊』(テレビ東京)では血流の映像をタレント本人ではなくスタッフのものを使ったことなどが発覚して2005年で打ち切り。『ぴーかんバディ!』(TBS系)という健康情報番組でも、白インゲンをご飯にまぶして食べるだけで2週間でウエストが15cm痩せるなどと紹介されたが、それを実践した視聴者から激しい嘔吐下痢を訴える事案が続出。番組は2006年、わずか4か月で終わった。 「そうした一連の事案以降、テレビから一方的に提供される数値やデータで惑わされず、テレビ番組を鵜呑みにしないことの大切さを視聴者は学んだのではないでしょうか。また2000年代初頭には血液型ブームの影響で血液型ダイエットなるものや、風水による開運生活が盛んに紹介されました。そうした、にわかには信じられないこと、実証しづらいことが狂信的に受け入れられていたこともありましたが、そうしたブームの反動で、視聴者はすべてを真に受けず、精査する目を養っていったのでは」(テレビ誌ライター)  一時期は途絶えていた生活情報バラエティーを制作する機運が高まったのが、東日本大震災からとみるのは、バラエティー20年のキャリアを誇る放送作家だ。「震災以降、自分たちの生活を足元から見直し、料理や掃除といった家の中の暮らしをいかに自らの手で向上させるかということに目が向いた気がします。さらに近年のハンドメイドブームも起因しているのでは。生活が便利になる一方で、自分で何かをする楽しさや充実感を味わいたいのかもしれません」 時を同じくして2011年3月に本格的に活動をスタートさせたのがDIY女性たちによるサークル「DIY女子部(R)」。20~60代まで2000人以上の女性が在籍する全国的組織で、各地の工房で教室を開いたり、イベントに出張しているが、このサークルが、おしゃれに日曜大工を楽しむ近年の「DIYブーム」のきっかけとなったと言われている。そうしたブームが次第にバラエティー番組にも広がっていったのだろう。 さて、先に挙げた番組のほか、俳句や水彩画、絵手紙、花の生け方といった趣味の分野で、芸能人の才能を査定する番組『プレパト!』(TBS系)も毎回視聴率10%前後を獲得するなど好調を維持している。「以前であれば、そうした趣味をそのまま紹介するのは地味すぎてテレビ的ではないと判断され、企画が通らない印象がありました。しかし地に足がついたことをやれば支持が得られるということは我々テレビマンとしても刺激になりました」(前出・放送作家) 風水や血液型といったスピリチュアルめいたことや、食材の健康パワーといった、聞こえの良い、驚きの情報ではなく、決して派手ではなくても暮らしを楽しむきっかけになる情報を伝えていることが、現在の生活情報バラエティーの人気の秘密なのかもしれない。
2016.06.26 07:00
NEWSポストセブン
テレビで“数字を持っている”二世タレントの条件とは?
テレビで“数字を持っている”二世タレントの条件とは?
 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、最近いろんな番組で引っ張りだこの二世タレントを分析。 * * * 6月8日オンエアの『一周回って知らない話』(日本テレビ系)で高畑裕太くんと共演。あまりにも背が高くなっていて、同時にイケメンにもなっていたので驚いてしまった。現在181センチだそうだ。 彼が「高畑淳子の息子」ということで『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)に初出演してくれたのは5~6年は前だっただろうか。まだ芸能界入りしていなかったうえに、小柄でぽっちゃりとした男の子という印象だった。 母の高畑淳子さんと共に出てもらったこともあり、シングルマザーの高畑さんとヤンチャな一人息子の裕太くんとの会話は視聴者にも好評だった。 そんな彼が芸能界入りしたと聞いたときは、「何するの?」「大丈夫?」と心配したものだが、いまは石井光三オフィスに所属。磯野貴理子の元夫であるマネジャーが懸命に売り出しにかかっている。 主演タイプではまだないが、青春群像劇の五番手ぐらいに居るとハマるタイプ。二世ならではの天然タイプなので、バラエティーでも重宝。『一周回って~』でも、時折、突拍子もない感想コメントを放ち、司会の東野幸治やパネラーのビビる大木らのツボに入っていたように思う。 そんな高畑と“W裕太”として出演することもあるのは渡辺徹・榊原郁恵の息子で、現在『news every.』(同)の16時台でリポーターをしている渡辺裕太だ。デビュー時の郁恵ちゃん=母にソックリで、これまた二世ならではの呑気なタイプ。でも、共演者らに「裕太くん」と呼ばれ、ツッコまれたり、いじられたりして活きる彼もバラエティーで活躍中。親子共演はナシと聞いていたが、母がレギュラー出演している『いきなり!黄金伝説。』(テレビ朝日系)で母の監視下でVTRに出演。“共演”を果たしている。 高畑裕太や渡辺裕太のように、親と似ている二世にはとにかく数字がある。日本テレビが行った「家族ウィーク」での『~御殿!!』に登場した関口アナムと匠という初登場の二世には「数字があった」とスタッフ内で評判となった。 アナムと書いて「あなん」と読ませる関口アナムの父は写真家の関口照生氏で母は女優の竹下景子。彼は母似で、いかにも、いい家に育ったという、おっとりした顔立ち。 匠は張りのある大きな声も濃いめの顔も父親にソックリ。俳優の志垣太郎の息子で、テレビ初登場だった。 その関口アナムは現在、『僕のヤバい妻』(関西テレビ・フジテレビ系)で、ヒロミと松本伊代の息子で俳優の小園凌央と共演している。 昨今、フジテレビは“朝ドラ出身者”と“二世”を多くキャスティングし、少しでも視聴率アップを図ろうとしているように見える。関口も小園もチョイ役なのだが、この先またドラマからお声がかかるかもしれない。 ちなみに、長いこと夫婦共演がNGだったヒロミと松本伊代には“考え”があるようで、いまのところ息子との共演はNGだと聞く。 また、「二世くくり」がNGだという俳優や歌手もいる。現在、『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)で大注目されている若き演技派俳優、大賀は、『愛という名のもとに』(フジテレビ系)の“チョロ”こと中野英雄の次男だが、親子共演はおろか、いわゆる“二世大会”には出てくれないらしい。 二世がなぜこうも人気なのかというと、血縁を重んじる国民性がある日本人で特に年配女性=おばさんたちは、「お父さんにソックリね」「お母さんに似てきたわね」という会話が大好物。かつての若貴ブームもそうだったし、家系図がスラスラ書けるような歌舞伎役者だったり、芸能人ファミリーが大好きなのである。 実はワイドショーでも“家系図”に数字があると言われており、先日、和田誠さん・平野レミさん夫妻の息子でミュージシャンの和田唱と結婚した上野樹里の芸能ニュースでは、音楽関係の仕事をしている上野の二人の姉を含め、多くの番組が家系図を出していた。 柄本佑と安藤サクラの結婚により、柄本明ファミリーと、奥田瑛二ファミリーは同じ家系図に記されることとなったのだが、ここは全員が人気者になりすぎて、やはり“二世大会”には出てくれない人たち。 このように、あまりに高嶺の花となってしまう二世はやや残念な気もするが、あまりにも親子共演が多かったり、二世くくりに出過ぎてしまうと、“お値段”が下がってしまい、数字が離れていってしまうというのも事実。 その意味でスレスレのところにいるのが高橋英樹と高橋真麻だろう。親子でテレビ番組の司会をしたり、CМにも共演。父がイベントに出演すれば、必ず「娘の結婚について」リポーターから聞かれ、娘が出てくれば、その結婚について「ご両親はなんて言っているのか」を聞かれる。ワイドショーの芸能コーナーではいまだに数字がとれる“やりとり”なのだが、真麻がこれ以上このネタで引っ張り続けるといかがなものか。そろそろ潮時ではないかという気がしてならない。 こうした“ファミリー”のおいしさをもっとも知っているのは石田純一ファミリーで、東尾修さん、東尾理子、そして“変則”ではあるが、いしだ壱成、すみれ、そして理汰郎くんに至るまで“二世”がさまざまな場面で家族の話をしてくれるので、いまだに視聴者に飽きられていないのがすごい。 視聴者にありがたがられながら、決して“バーター”出演ではなく、双方が活躍していて、互いのプライベートな話もOKで、豪邸にもカメラを入れさせてくれる…というのが、数字を持っている“二世”の条件。 実は芸能界ではすでに“三世”つまり、有名人の孫たちがプチブームになっていて、負けていられない新人二世の所属事務所は戦略作りに躍起だと聞く。さて、次に来る二世は誰だ?
2016.06.04 07:00
NEWSポストセブン
痛風の51才男性 わかめそばとりんごと水摂取し15kg減量成功
痛風の51才男性 わかめそばとりんごと水摂取し15kg減量成功
 入院前の90kgから79kgへ11kg減量し、復帰会見を行った渡辺徹(51才)。「女房がいかに厳しいか、ありがたいことですけど……」と、妻の榊原郁恵(53才)への感謝を述べたが、夫の体重管理で苦労している妻は多い。夫・晃さん(51才)が「痛風」と診断された会社員の美穂さん(仮名・40才)は、こんな体験をしている。 いまから6年前、突然足の指が腫れて激痛に襲われ、「痛風」と診断された晃さん。尿酸値が7.6と高く(通常は7.0以下)、不整脈があることもわかった。体重コントロールか、一生薬をのみ続けるかの二者択一を医師に迫られたため、夫婦でダイエットに取り組むことを決意したという。 当時の晃さんは身長168cmにして体重73kg。「もともと筋肉質で、すごく太って見えるわけではなかったので、全然気にしないでここまできてしまいました。毎日瓶ビール2~3本は当たり前。多少、体重が増えても、妻も“おおらかに見えていいんじゃない?”と。でも不整脈で突然死する確率が上がる……と聞いて急に怖くなったんです」(晃さん) 外食中心で、暴飲暴食することも多かった食生活を改めることに。夫にもしものことがあったら――初めての想像に美穂さんはひやりとした。何とかしなくちゃ……。「腎臓に負担をかけないように、塩分控えめを心がけました。脂分はとらず、お酒も禁止。夕食も、わかめそばにりんごと水くらいで済ますようになりました」(美穂さん) 効果はてきめん。なんと1年間でマイナス15kgの58kgまでの減量に成功。しかし、周囲から「具合悪いの?」と心配されるほどの激やせ具合に。「体重を落とすことに夢中になりすぎてしまって……。本人は“体が軽くなった”と喜んでいましたが、筋力も落ちてしまって、医師からは“痛風が再発する可能性がある”と注意されました」(美穂さん)“ただやせればいいってもんではないんだ”と反省。それから心がけたのは、野菜を中心にして肉や魚を取り入れるバランスのいい食事。「“旬の野菜”を使うと、素材自体の味がしっかりとあるので、調味料が少なくてすみます。塩ではなくだしやこしょう、ハーブなどで調味することも。肉は蒸して脂を落とし、ひとつの料理を食べすぎないように皿数を増やすなど工夫をしています」(美穂さん) 大好きなお酒も我慢せず、節度をもって楽しんでいる。「“週に2日続けて休肝日をつくる”というルールをつくり、週に5日は晩酌でビール中瓶1本を飲んでいます」(晃さん) 現在は66kgまで体重が増えたが、ジーンズのサイズは29インチに。尿酸値は6.2~6.5の正常値をキープし、痛風の再発もないという。※女性セブン2012年7月5日号
2012.06.26 16:00
女性セブン
糖尿病でダウン渡辺徹 カルボナーラなどパスタ3皿一気食い
糖尿病でダウン渡辺徹 カルボナーラなどパスタ3皿一気食い
「私の努力で彼をやせさせてみせます!」 1987年10月、ウエディングドレスに身を包んだ榊原郁恵(52才)は、体重100kg超の新郎・渡辺徹(50才)の前で晴れやかにこう宣言した。 あれから25年。夫・渡辺の体は糖尿病に蝕まれ、ついにダウン。5月10日から東京・赤坂レッドシアターで開幕する舞台『シズウェは死んだ!?』を降板することが、4月14日発表された。原因は「持病の糖尿病と過労」だった。「郁恵ちゃんのお父さんは、心筋梗塞で53才の若さで亡くなっているんです。だから、徹ちゃんの体のことは最初から心配していました。それまで郁恵ちゃんはほとんど料理なんてしたことなかったんですが、カロリー計算と栄養バランスのとれた手料理を作れるよう勉強を始めました」(芸能関係者) とはいえ、体のことを心配する郁恵は口うるさくいってくるため、彼女の前ではあまり量は食べられない。しかも郁恵は旬の野菜を食べさせようと、2008年から家庭菜園を始めると、神奈川・厚木に畑を借りるまで本格的に。自家製のトマトやピーマンなどを使って夫の食事療法に励むが、そんな妻の思いが渡辺には息苦しかったのかもしれない。 そこで渡辺は、郁恵の目の届かない、地方のテレビ局での仕事を増やすべく、自ら猛アプローチをしかけていった。「地方に行けば、好きなだけ食べられるということなんでしょう。旅番組なんかではまんじゅうだと1度に10個も食べたり、イタリアンでは、ナポリタン、カルボナーラ、ミートソースの3皿をいっぺんに食べたり、とにかく凄い。 大好物はマヨネーズみたいで、出されたカツ丼の上に持参したマヨネーズをたっぷりかけて食べたときにはみんな唖然としました」(渡辺の知人) 今年結婚生活25年で銀婚式を迎えるふたり。しかし、郁恵にとってその大半は、夫のダイエットと“死を呼ぶ食事”との闘いだった。※女性セブン2012年4月19日号
2012.04.23 07:00
女性セブン

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