その逆で、別曜日のメインを務める後藤晴菜アナや郡司恭子アナは、笹崎アナより先輩なのに、その可愛らしいルックスのせいで、この番組では埋もれてしまっている。
一方、笹崎アナは、“いま起きた人”より、“これから寝る人”の好み。つまり、長年、同番組を支え続けた中田有紀キャスターに似たタイプと言えるだろう。
先日、ここ数年、同局が恒例にしている「カラダWEEK」中、フィットネスクラブの「ティップネス」とのコラボコーナー、“Oha!TIP !1min.(おはティップ ワンミニッツ)体操”で、スポーツウェアに身を包んだ笹崎アナが、ひじょうに軽やかな動きと、弾けるような笑顔を振りまいているのを見た。
幼少期から高校までクラシックバレエを習っていたせいか、手足が長く、ポーズの全てがしなやか。カリスマトレーナーとのコンビネーションもすこぶる良かったのである。キメ台詞とキメポーズのときの笹崎アナは最高に輝いていた。
また、『シューイチ』では中山秀征から、とても可愛がられているのがわかる。ヒデちゃんは、共演者の細かいところを温かい目線で観察し、才能を伸ばしてあげることがひじょうに得意な人。笹崎アナがこの番組に着けたことは、「恵まれている」と私には思える。
そんな笹崎アナが、私が構成に関わっている『踊る!さんま御殿!!』に出て以来、局内で会うと挨拶をさせてもらっている。彼女は“現実”をとても理解していて、普段はどちらかというとおとなしいほうだ。もしも諸事情で、そんなふうになってしまっているのなら、すごくもったいない。
彼女が「ミトちゃんの次」とまではまだ思わないし、来年、「~ランキング」に入れる可能性も高くはないけれど、近年の日テレのアナウンサーには居なかった、実は華のある美人アナであることは間違いない。アナウンサー・笹崎里菜の“仕事”が、もっと見たい。