この一件で、『Rの法則』スタッフも、出演者が所属する事務所も、より風紀を取り締まらなければならなかったのではないか。

 学校のクラスのような座組で、しかも、多くはイケメンと美少女。一部で「出会いの場になっている」とも言われていた『Rの法則』に「後輩が出ていた」という某女性アイドルから、こんな話を聞いた。

「男子の楽屋に入ったら終わりなんで…」

 同番組は男子と女子の楽屋をキッチリ分けていて(着替えなどもあるから当たり前のことなのだが)、メンバーは出入りを「自粛」しているそうだ。だが、「ちょっと遊びに行ってくる」と、一度、男子の楽屋に行ってしまったら、「毎回、入り浸る」こととなり、結果、こっそり連絡先を交換したり、交際へと発展する可能性も無きにしもあらず…というワケ。

 アイドルの場合は、男子も女子も表向きは「恋愛禁止」なので、万が一、交際が公になってしまった…ということが「終わりなんで…」という言葉で表されていたようだ。

 かつて、日本テレビで『私立バカレア高校』というジャニーズJr.とAKB48が共演するドラマがあった。その現場で某スタッフが「絶対禁止」と言っていたのが“連絡先の交換”だったと聞いた。その後も同枠では、ジャニーズのデビュー組も含め、10代~20代前半の男子と乃木坂46のメンバーを始め、同年代の女性アイドルや女優の共演が続いたのだが、最初の厳しいお達しのおかげだったのか、交際報道は一度もなかったように思う。

 ドラマだけではない。女子大生キャスターが多数出演している報道番組や、〇〇ガールズとか、〇〇娘と称して、タレントや女優の卵やモデルたちが多数出演する代表的番組は何本も思い浮かぶ。

 なかには「あの番組に出ている女子大生キャスターは、ほぼ全員、番組のスタッフや男性放送作家と付き合っている」とウワサされていた番組もあれば、男性MCとの乱痴気騒ぎの写真が流出した深夜の帯番組もあった。

 交際→結婚となればいいけれど、“一夜”がトラブルの元になったり、不倫の温床になったりすることも私が知る限り、複数例あった。

 ただ、どれも一昔前の話。いま、同じことをやったら、当事者は即、番組を“卒業”させられるし、番組が終わってしまいかねない。

 山口達也の一件は、まさに“いま”であり、まさかの“番組MC”が犯したこと。『Rの法則』がどんな判断をするのか、多くのテレビ関係者が見守っているところだ。

関連記事

トピックス

嵐について「必ず5人で集まって話をします」と語った大野智
【独占激白】嵐・大野智、活動休止後初めて取材に応じた!「今年に入ってから何度も会ってますよ。招集をかけるのは翔くんかな」
女性セブン
SNSで「卒業」と離婚報告した、「第13回ベストマザー賞2021」政治部門を受賞した国際政治学者の三浦瑠麗さん(時事通信フォト)
三浦瑠麗氏、離婚発表なのに「卒業」「友人に」を強調し「三浦姓」を選択したとわざわざ知らせた狙い
NEWSポストセブン
前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
昨年ドラフト1位で広島に入団した常広羽也斗(時事通信)
《痛恨の青学卒業失敗》広島ドラ1・常広羽也斗「あと1単位で留年」今後シーズンは“野球専念”も単位修得は「秋以降に」
NEWSポストセブン
中日に移籍後、金髪にした中田翔(時事通信フォト)
中田翔、中日移籍で取り戻しつつある輝き 「常に紳士たれ」の巨人とは“水と油”だったか、立浪監督胴上げの条件は?
NEWSポストセブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
新たなスタートを切る大谷翔平(時事通信)
大谷翔平、好調キープで「水原事件」はすでに過去のものに? トラブルまでも“大谷のすごさ”を際立たせるための材料となりつつある現実
NEWSポストセブン
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン
元工藤會幹部の伊藤明雄・受刑者の手記
【元工藤會幹部の獄中手記】「センター試験で9割」「東京外語大入学」の秀才はなぜ凶悪組織の“広報”になったのか
週刊ポスト
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
女性セブン