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ヨーグルトを食べるとがん予防に役立つとブルガリア人研究者

 ブルガリア人はヨーグルトを本当によく食べる。実は“ブルガリア”を名乗ることができるヨーグルトの正統は、ブルガリア菌とサーもフィラス菌という2種類の乳酸菌が1gにつ100万個以上入ったものだけ。母国では1人が1日250g以上食べるといわれ、伝統的な健康食は今も昔も食卓の王様だ。

 ブルガリアを訪れる人の多くがきっと感じるに違いない。街ゆく女性がみなキレイだ、と。彼女たちにその理由を尋ねてみると、ヨーグルトを食べるだけでなく肌に塗ることでも美容に役立てていることがわかる。ブルガリア国立科学アカデミーで乳酸菌の研究をするスベトラ・ダノヴァ先生もそんな女性のひとりだ。

「日焼けした肌にヨーグルトを塗るといいことは、多くの女性が経験的に知っています。乳酸菌が角質を取り除き、保湿効果が期待できるんです。美容系の薬品にも乳酸菌を含んだものが数多くあるんですよ」

 ダノヴァ先生によれば人間の体内には約400種類の友好的な微生物が棲んでおり、司令塔としてこれをバランスよく管理するのが乳酸菌だ。

「乳酸菌は大腸で働きますが、消化を助け腐敗菌の増殖を抑える機能があります。つまり、食べて摂取することで体の中からもキレイにしてくれるんですね。腐敗菌はがんの原因物質をつくることもあるので、がん予防にも役立っているんです」

 乳酸菌が大腸で活動できるのは25日ほどで、これを過ぎると排泄される。毎日の食卓で、継続的に乳酸菌を摂ることが健康の秘訣だ。

※女性セブン2010年9月23日号

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