ライフ

年上と結婚する女 経済力低い同世代男と結婚しての苦労が嫌

45才年下の女性と結婚した加藤茶(68)を筆頭に、22才差の堺正章(65)、35才差の寺田農(68)など、最近有名人が次々と超年下女性と再婚や再々婚を果たしている。年上夫を選んだ女性たちは、いったいどこに魅力を感じたのだろうか? 実際に年上男性と結婚したAさんの例を見てみよう。

東京都に住むAさん(30)の夫は18才年上の48才。19才のときに職場で知り合って結婚を前提に交際を始め、20才で結婚。結婚後、夫は独立し、いまはふたりで店を経営している。

どうしてもジェネレーションギャップは否めないふたり。たとえば、就職氷河期を経験したAさんから見ると、就職時期が“売り手市場”で、3社からオファーがあったという夫とは、仕事に対する考え方もずいぶん違うという。Aさんはこう話す。

「夫は“女性も仕事を頑張ったほうがいい”“苦しくても働くのは当たり前”という考え方ですが、“私には無理。そんなに頑張れない”って自信をなくすこともしばしばです」

と、苦笑い。でも、逆にそうした夫が頼もしく感じられることもあるという。

「夫に相談ごとをすると、“そんなに悩むな”と、大きく構えて聞いてくれる。海外経験も豊富だし、私の知らないことをいろいろ知っていて、引っ張ってくれるので心強いです」(Aさん)

こうしたAさん夫妻の関係について、『[年の差婚]の正体 ~なぜ同世代に惹かれないのか~』(扶桑社新書)の著者であるマーケティングライターの牛窪恵さんはこう話す。

「“これだから年下(年上)は”と、年の差からくるギャップを否定的に見ると、イライラして失敗します。年の差婚でうまくいっている夫婦は、お互いのギャップを楽しんでいる。Aさん夫妻もその例のひとつですね」

一方、ある結婚カウンセラーによれば、就職難の昨今は、20代の女性が40~50代の男性に経済力を求めて結婚するケースも増えているという。

「仕事もせずに実家にいて、親にパラサイトし続けるのは心苦しい。さりとて、経済力に乏しい同世代の男性と結婚して苦労するのも嫌、という若い女性が増えています。再婚相手に若い女性を望む40、50代の男性のニーズと相まって、こうした年の差婚は今後ますます増えていく気配です」(同カウンセラー)

パラサイト=寄生する先を親から夫に乗り換える女性が増えているというのだ。

※女性セブン2011年10月13日号

関連記事

トピックス

「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
役者でタレントの山口良一さんが今も築地本願寺を訪れる理由とは…?(事務所提供)
《笑福亭笑瓶さんの月命日に今も必ず墓参り》俳優・山口良一(70)が2年半、毎月22日に築地本願寺で眠る亡き親友に手を合わせる理由
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン