芸能

上川隆也「最近実生活では缶コーヒーの文字が読みづらい…」

『八日目の蝉』の小林星蘭ちゃんに檀れい、『マルモのおきて』の芦田愛菜ちゃん、鈴木福君に阿部サダヲ、そしてもちろん『家政婦のミタ』の本田望結ちゃんには松嶋菜々子と、話題になるドラマには必ず子役ありといえる。そして今クール、また注目を集める子役活躍ドラマ『ステップファザー・ステップ』(TBS系月曜夜8時~)に出演する渋谷龍生君、樹生君とがっぷり四つに組むのは今年47才を迎える上川隆也だ。

「最近、実生活では缶コーヒーの文字が読みづらい…そんな僕が、ドラマのなかでふたごに振り回され、中年の体にムチ打って駆けまわっています」

『ステップファザー・ステップ』は、累計100万部超のロングセラーとなっている宮部みゆきの同名小説をドラマ化したもの。上川が「20年余の役者人生で名前のない役は初めて」と語る通り、台本上の役名も「俺」という正体不明の孤高の怪盗が、なぜかふたごの小学生の父親として契約家族となるホームコメディーだ。

全く同じ台詞を同時にしゃべるそっくりなふたごは、鼻のわきにほくろがある子が直(龍生君)、ない子が哲(樹生君)。怪盗の弱みを握ってしまうしっかり者だが、両親の疾走にへこたれずに家事も宿題もこなす健気さがほろっとさせる。

「血がつながっていない人同士でも、出会いで縁が生まれ、心が温まる瞬間を伝えられたらと思います。新しい企画に新鮮な気持ちで臨みたい」と上川。

今、日本にある児童劇団の数は65(日本児童・青少年演劇劇団協同組合)。子役志望者もあとを絶たない。子役ドラマの時代はまだまだ続きそうだ。

※週刊ポスト2012年2月10日号

関連記事

トピックス

和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
松竹芸能所属時のよゐこ宣材写真(事務所HPより)
《「よゐこ」の現在》濱口優は独立後『ノンストップ!』レギュラー終了でYouTubeにシフト…事務所残留の有野晋哉は地上波で新番組スタート
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
犯人の顔はなぜ危険人物に見えるのか(写真提供/イメージマート)
元刑事が語る“被疑者の顔” 「殺人事件を起こした犯人は”独特の目“をしているからすぐにわかる」その顔つきが変わる瞬間
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン