芸能

フリーになる女子アナ 所属先はセントフォースだけにあらず

 ビートたけし、櫻井よしこ、森永卓郎、勝谷誠彦、吉田豪、山田美保子…など、様々なジャンルで活躍する論客が、毎号書き下ろしで時事批評を展開する『メルマガNEWSポストセブン』。7月13日配信の23号では、放送作家・コラムニストの山田美保子氏が、女子アナの“異動”を分析する。ある程度の年齢になるとアナウンス部から広報部などに異動させられることが多い女子アナ。そこがアナウンサーにとっての大きなターニングポイントであることはいうまでもない。山田氏のオピニオンを、ここに一部紹介する。

 * * *
 日本テレビの木村優子アナは、報道局を経て総合広報部に異動。現在はまたアナウンス部で部長さんをしている。角田久美子アナも、マーケティング部を経て、いまは広報にいるようだ。総合広報部ではなく番組宣伝部の場合は、社外の人と接する機会も多いし、下手をすればアナウンサー時代よりもタレントや俳優と触れ合う機会もあるだろう。『ぐるナイ』などで真面目すぎるキャラが面白がられた河本香織アナも現在は広報局宣伝部。彼女の場合は、記者のあいだで「もっとも怖い広報のひとり」として有名だ(苦笑)。異動させられたショックからなのだろうか。確かに、いつも怒った表情をしている気がする。

 こうした根っからのキャリアウーマン志向の人も女子アナには何人かいるのだけれど、「異動」と聞いて「なんで私が?」と思う人のほうが多い気が……。で、フリーになるワケだが、「あなたがフリーになって大丈夫?」というような女子アナも少なくはない。で、そういう人に限って、人気のフリー女子アナが多数所属する「セントフォース」にはいかない(苦笑)。「女子アナが多すぎて自分の良さが埋もれてしまう」というのが理由で、芸能プロダクションや女優やモデルがメインの事務所に売り込みをかけるのである。もっとも、そうした事務所のなかにも、最近は“女子アナ部門”ができていたりもする。事務所にとって、女子アナはオイシー? いや、そうではなくて、人材の幅を広げたいのだと思う。

 だいたいからして経費削減の折、フリーの女子アナよりは局の女子アナを…という傾向は年々強まっているのである。「なんで私が?」とキレて退社するよりも、社に残っていたほうが正解の人もいると思う。アヤパンとかナカミーのような美貌と実績を兼ね備えた女子アナでない場合、フリーになったところで、そう仕事はないのだから。

※メルマガNEWSポストセブン23号

関連記事

トピックス

結婚へと大きく前進していることが明らかになった堂本光一
《堂本光一と結婚秒読み》女優・佐藤めぐみが芸能界「完全引退」は二宮和也のケースと酷似…ファンが察知していた“予兆”
NEWSポストセブン
売春防止法違反(管理売春)の疑いで逮捕された池袋のガールズバーに勤める田野和彩容疑者(21)
《GPS持たせ3か月で400人と売春強要》「店ナンバーワンのモテ店員だった」美人マネージャー・田野和彩容疑者と鬼畜店長・鈴木麻央耶容疑者の正体
NEWSポストセブン
日本サッカー協会の影山雅永元技術委員長が飛行機でわいせつな画像を見ていたとして現地で拘束された(共同通信)
「脚を広げた女性の画像など1621枚」機内で児童ポルノ閲覧で有罪判決…日本サッカー協会・影山雅永元技術委員長に現地で「日本人はやっぱロリコンか」の声
NEWSポストセブン
三笠宮家を継ぐことが決まった彬子さま(写真/共同通信社)
三笠宮家の新当主、彬子さまがエッセイで匂わせた母・信子さまとの“距離感” 公の場では顔も合わさず、言葉を交わす場面も目撃されていない母娘関係
週刊ポスト
阿部慎之助監督(左)が前田健太(時事通信フォト)の獲得に動いているとも
《阿部巨人の「大補強構想」》前田健太、柳裕也、則本昂大、辰己涼介、近本光司らの名前が浮上も、球団OBは「今はそんなブランド力はない」と嘆き節
週刊ポスト
松田烈被告
「テレビ通話をつなげて…」性的暴行を“実行役”に指示した松田烈被告(27)、元交際相手への卑劣すぎる一連の犯行内容「下水の点検を装って侵入」【初公判】
NEWSポストセブン
鮮やかなロイヤルブルーのワンピースで登場された佳子さま(写真/共同通信社)
佳子さま、国スポ閉会式での「クッキリ服」 皇室のドレスコードでは、どう位置づけられるのか? 皇室解説者は「ご自身がお考えになって選ばれたと思います」と分析
週刊ポスト
Aさんの左手に彫られたタトゥー。
《10歳女児の身体中に刺青が…》「14歳の女子中学生に彫られた」ある児童養護施設で起きた“子供同士のトラブル” 職員は気づかず2ヶ月放置か
NEWSポストセブン
知床半島でヒグマが大量出没(時事通信フォト)
《現地ルポ》知床半島でヒグマを駆除するレンジャーたちが見た「壮絶現場」 市街地各所に大量出没、1年に185頭を処分…「人間の世界がクマに制圧されかけている」
週刊ポスト
お騒がせインフルエンサーのボニー・ブルー(インスタグラムより)
「バスの車体が不自然に揺れ続ける」“タダで行為できます”金髪美女インフルエンサー(26)が乱倫バスツアーにかけた巨額の費用「価値は十分あった」
NEWSポストセブン
イベント出演辞退を連発している米倉涼子。
《長引く捜査》「ネットドラマでさえ扱いに困る」“マトリガサ入れ報道”米倉涼子はこの先どうなる? 元東京地検公安部長が指摘する「宙ぶらりんがずっと続く可能性」
韓国の人気女性ライバー(24)が50代男性のファンから殺害される事件が起きた(Instagramより)
「車に強引に引きずり込んで…」「遺体には多数のアザと首を絞められた痕」韓国・人気女性ライバー(24)殺害、50代男性“VIPファン”による配信30分後の凶行
NEWSポストセブン