ライフ

非イケメンでも韓国男性なら生理的に好きになれる日本人女性

 コリアン凶暴映画にハマり、これまでの男はみな韓国人だという日本女子がいる。彼女らの熱狂と韓国の男性の実態について作家の山藤章一郎氏が報告する。

 * * *
 殴る殴る、刺す刺す、切る。

 血が噴き出し、肉が飛ぶ。

 凶器は、カマ、ナタ、ハンマー、受話器、縦笛の吹き口、包丁。

 コリアン凶暴映画がすさまじいエネルギーを発している。ただのバイオレンスではない。裏切りと復讐。絶望と救済。愛と狂気。突きつけるテーマは普遍で重い。

 ヨン様の『冬のソナタ』に始まって、われらがカミさんどもを夢中にさせた生ぬるい一群のイケメン韓国映画ではない。スクリーンの男が女が、観客の頭をかち割る。

 孤島で、因習を圧しつけられて生きてきた女が復讐鬼と化し島民を惨殺する『ビー・デビル』。借金返済で殺しを請け負い、朝鮮族自治州から韓国に密航したタクシー運転手の、追う追われるクライムサスペンス『哀しき獣』。暴力はなにもない。霧がたちこめる湖面に浮かべたボート小屋で釣り客に体を売る女の、釣り針を飲み込むただ静かで孤独な愛『魚と寝る女』。

 これらの映画にハマる日本女子に会った。韓国男と秋に結婚する25歳・看護師・“か”氏と、29歳・保険事務員・“み”氏。“み”氏、これまでの男はみな韓国人だという。

 ふたりとも新大久保で韓国人に声をかけ、mixiやチャット〈カカオトーク〉にメッセージを出して、相手を見つけ、まず、メル友から始めてセックスをする。

「東方神起のようなイケメンじゃなく、ごく普通でも」韓国の男なら生理的に好きになれる。韓国語にも強くなる。セフレで終わる関係がほとんどだが、“か”氏のように結婚までいくケースも多くある。

“み”氏はしかし、韓国と韓国男を全面的に信用しているわけではない。“み”氏の韓国男が好きという生理と感情につけこみ、「結婚したら韓国に住めるよ」としきりに誘う男がいた。同じことを複数の女に持ちかけていた。

「韓国の女は結婚前はセックスはしないのよ。でも、日本の女はすぐやらせる。それを韓国で聞いてきてるから、『やらなきゃソンだ』と思ってるの。そう思われても、あたしは厭じゃない。韓国男となら、すぐやりたくなります。しかも韓国男は大体、ゴムをつけない。野放図にセックスしない儒教の国だから、セックスすることはイコール妊娠・出産するってこと。中絶の意識は低いみたい」

 当然、妊娠する。

「彼は悪びれずに、『W妊娠だ。産む方と結婚する』って。あたしは中絶し、もうひとりは『産みます』になった。しかし出産直前、彼は姿をくらまして帰国。彼女は、日本でシングルマザー」

 それでも後悔していないという。

※週刊ポスト2012年8月3日号

トピックス

石橋貴明の近影がXに投稿されていた(写真/AFLO)
《黒髪からグレイヘアに激変》がん闘病中のほっそり石橋貴明の近影公開、後輩プロ野球選手らと食事会で「近影解禁」の背景
NEWSポストセブン
秋の園遊会で招待者と歓談される秋篠宮妃紀子さま(時事通信フォト)
《陽の光の下で輝く紀子さまの“レッドヘア”》“アラ還でもふんわりヘア”から伝わる御髪への美意識「ガーリーアイテムで親しみやすさを演出」
NEWSポストセブン
24才のお誕生日を迎えられた愛子さま(2025年11月7日、写真/宮内庁提供)
《24歳の誕生日写真公開》愛子さま、ラオス訪問の準備進めるお姿 ハイネックにVネックを合わせて顔まわりをすっきりした印象に
NEWSポストセブン
ニューヨークのイベントでパンツレスファッションで現れたリサ(時事通信フォト)
《マネはお勧めできない》“パンツレス”ファッションがSNSで物議…スタイル抜群の海外セレブらが見せるスタイルに困惑「公序良俗を考えると難しいかと」
NEWSポストセブン
中国でライブをおこなった歌手・BENI(Instagramより)
《歌手・BENI(39)の中国公演が無事に開催されたワケ》浜崎あゆみ、大槻マキ…中国側の“日本のエンタメ弾圧”相次ぐなかでなぜ「地域によって違いがある」
NEWSポストセブン
韓国・漢拏山国立公園を訪れいてた中黒人観光客のマナーに批判が殺到した(漢拏山国立公園のHPより)
《スタバで焼酎&チキンも物議》中国人観光客が韓国の世界遺産で排泄行為…“衝撃の写真”が拡散 専門家は衛生文化の影響を指摘「IKEAのゴミ箱でする姿も見ました」
NEWSポストセブン
 チャリティー上映会に天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが出席された(2025年11月27日、撮影/JMPA)
《板垣李光人と同級生トークも》愛子さま、アニメ映画『ペリリュー』上映会に グレーのセットアップでメンズライクコーデで魅せた
NEWSポストセブン
リ・グァンホ容疑者
《拷問動画で主犯格逮捕》“闇バイト”をした韓国の大学生が拷問でショック死「電気ショックや殴打」「全身がアザだらけで真っ黒に」…リ・グァンホ容疑者の“壮絶犯罪手口”
NEWSポストセブン
渡邊渚アナのエッセイ連載『ひたむきに咲く』
「世界から『日本は男性の性欲に甘い国』と言われている」 渡邊渚さんが「日本で多発する性的搾取」について思うこと
NEWSポストセブン
“ミヤコレ”の愛称で親しまれる都プロにスキャンダル報道(gettyimages)
《顔を伏せて恥ずかしそうに…》“コーチの股間タッチ”報道で謝罪の都玲華(21)、「サバい〜」SNSに投稿していた親密ショット…「両親を悲しませることはできない」原点に立ち返る“親子二人三脚の日々”
NEWSポストセブン
ガーリーなファッションに注目が集まっている秋篠宮妃の紀子さま(時事通信フォト)
《ただの女性アナファッションではない》紀子さま「アラ還でもハート柄」の“技あり”ガーリースーツの着こなし、若き日は“ナマズの婚約指輪”のオーダーしたオシャレ上級者
NEWSポストセブン
世界中でセレブら感度の高い人たちに流行中のアスレジャーファッション(左・日本のアスレジャーブランド「RUELLE」のInstagramより、右・Backgrid/アフロ)
《広瀬すずもピッタリスパッツを普段着で…》「カタチが見える服」と賛否両論の“アスレジャー”が日本でも流行の兆し、専門家は「新しいラグジュアリーという捉え方も」と解説
NEWSポストセブン