芸能

関ジャニ∞の魅力 ライブで恋愛トークのタブーを破る点など

「アイドルが異性と交際していることをバラすなんてあり得ない!」「アイドルはいつまでも、ファンに夢を見させるべきだ!」
 
 アイドルファンからはこうした声が聞こえてくるのが世の常だ。特にジャニーズファン(通称・ジャニヲタ)の女性の中には、疑似恋愛妄想を炸裂させたやっかいなファンも少なからずいる。

 過激な追っかけをする「オリキ」とは、「追っかけに力いれてます」の意。追っかけのレベルが常軌を逸すると、「やらかし」と呼ばれる。自宅の前に張り込んだり、通学途中のジャニーズジュニアにべったりとくっつき回ったりと、想像もつかないようなことをするファンが、ごく一部存在するという。

 そんな恋愛トークタブーをぶち破ったジャニーズとして話題なのが、関ジャニ∞の横山裕、村上信五、渋谷すばるの3人だ。ツアー中のMCで、昔それぞれの彼女をつれてトリプルデートをした経験を話したのだ。

 当然激怒するファンや悲嘆にくれるファンもおり、アイドルとしてどうなのか、という非難の声もネットでは見られた。しかし、デビュー以前から関ジャニ∞を追っかけている女性2人組から、意外なファン心理を聞くことができた。大阪出身のエイター(関ジャニファン)・Aさんはこう語る。

「エイト(関ジャニ∞)の良さって、こういうネタも明け透けに話してくれるところにあるんですよ。特に横(横山)、ヒナ(村上)、すばる(渋谷)の年長組は、もう30歳すぎていますし。隠したりせず、エイターに“時効やろ!”って笑いながら話してくれるところもいいですよね」

 同じくエイターであるBさんも、同意しながらこう語る。

「ジャニヲタって、リアルに彼氏がいない非モテというイメージを持たれがちですけど、ちゃんと彼氏がいてジャニーズを追いかけているファンも多いんです。私にとってもエイトは別腹っていうか(笑)。だから、メンバーに彼女がいても、“おー、良かったじゃん”って対等にいえるようなサバサバしたヲタもいますよ。私は今回の3人の発言は、ネタとして面白かったし問題ないと思います」

「ジャニヲタ」は、非モテゆえにジャニーズを追っかけているという偏見を持たれやすいというが、2人とも、リアルはリアル、アイドルはアイドルでしっかりと区別しているのが今の「ジャニヲタ」だと話す。

「以前クリスマスイブのコンサートの時に、エイトのメンバーが、みんなクリスマスなのにコンサート来てるの? 彼氏おらんの? みたいなこといってたんですよ(笑)。会場も大爆笑って感じで、そういうこといって笑える関係が関ジャニ∞の魅力なんですよね。典型的なアイドル像を、どんどん壊していってほしい。うちらもついて行きます!(笑)」(Aさん)

「逆に30歳過ぎてメンバーが恋愛してなかったら可哀想! そろそろちゃんと彼女作れば? って余計なお世話だけど、老婆心もあったり(笑)。ただ、あんまり生ナマしいことはいわないで欲しいですね。ちょっとは夢を見させてほしいかな」(Bさん)

 アイドルが成長するに伴い、アイドルファンとの関係も進化しているようだ。

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