芸能

大久保佳代子の登場シーンは視聴率上がるとテレビ局関係者

「笑えないブス」の酷評から一転、彼女の下ネタ、本音トークが支持され、ブレーク中の大久保佳代子(42才)。現在出演するレギュラー番組は、『女子アナの罰』(TBS系)など計7本。そのうちの2本、『大久保じゃあナイト』(TBS系)と『だんくぼ』(テレビ朝日系)は、今年4月に始まった。

 大久保は芸能人として鳴かず飛ばずの時期が長かった。平日はOLとして働き、それは勤続20年間に及んだ。芸人1本にしぼったのは2010年9月以降のことだ。

 それが、ここへ来てのまさかの大ブレーク。

 その姿は、1996年に『進め!電波少年』(日本テレビ系)で一躍人気者になったものの、その後低迷、最近になって毒舌キャラとして復活した有吉弘行(39才)に重なる。実際に、一部では“女・有吉”ともいわれるほどだ。

 その本家・有吉にも、6月9日の『有吉反省会』(日本テレビ系)でこんなことを言わしめた。

「わたくし有吉は、最近オアシズ大久保さんのことをエロい目で見てしまっていることを反省します」

 かつて「笑えないブス」と呼ばれ、取り残されてきた大久保がなぜ今、注目を集めているのだろう。

『大久保じゃあナイト』と『女子アナの罰』のプロデューサーを務める田村恵里さんは大久保を抜擢した理由をこう語った。

「昨年7月に始まった『女子アナの罰』に出演してからのおつきあいですが、本当に面白い。しかも、裏表がなくて、頭もいい。女性出演者に対して『よく見ると、ブスだよね』とズバッと言ったり。それは視聴者も思い始めた頃に、絶妙のタイミングで言うから、許されるし、共感を得られるのだと思います。『大久保じゃあナイト』は生番組なのですが、大久保さんは下ネタとか本音トークが売りなので、それを生でやることで、ドキドキ感を出したいというのがありました」

 その狙いはズバリ当たり、視聴率も上々という。

 勢いはそれだけに終わらない。6月25日に放送されるドラマ『幸せになる3つの買い物』(関西テレビ・フジテレビ系)では、初めての主演女優に抜擢された。

 3つの物語のオムニバスであるこのドラマ、ほかのヒロインはというと、中山美穂(43才)と小池栄子(32才)。中山ほどの美貌も、小池ほどのナイスバディーも持たない、華のない大久保がそこに並ぶのは不思議な気もしてしまう。

 関西テレビ・プロデューサーの小寺健太さんにその理由を聞くと、

「アラフォー独身女性タレントで、女性視聴者が積極的に見てくれる代表格が今や大久保さんですよ。番組視聴率というのはすべて、分単位で数字がはじき出されるのですが、大久保さんが出ているシーンは数字が上がるといわれています」

 とのこと。小寺さんは長年、バラエティー番組の制作にもかかわっていて、大久保の芸人としての実力は充分認識していたが、女優としての演技力となると、未知数。ところが――彼女は非凡な才能を見せた。

「NGもありませんでした。彼女が涙を流すシーンもあるんですが、リハーサルからきちんと涙を流していましたから。恐らくドラマをご覧になった視聴者のかたは、これがあの大久保さんかと驚くと思いますよ」(小寺さん)

 実はあのNHKの連続テレビ小説『あまちゃん』にも出演が決まっているというから、じぇっ! 俳優としてもブレークの予感ありなのだ。

※女性セブン2013年7月4日号

関連記事

トピックス

元交際相手の白井秀征容疑者(本人SNS)のストーカーに悩まされていた岡崎彩咲陽さん(親族提供)
《川崎・ストーカー殺人》「悔しくて寝られない夜が何度も…」岡崎彩咲陽さんの兄弟が被告の厳罰求める“追悼ライブ”に500人が集結、兄は「俺の自慢の妹だな!愛してる」と涙
NEWSポストセブン
グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカル
【ニコラス・ケイジと共演も】「目標は二階堂ふみ、沢尻エリカ」グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカルの「すべてをさらけ出す覚悟」
週刊ポスト
阪神・藤川球児監督と、ヘッドコーチに就任した和田豊・元監督(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督 和田豊・元監督が「18歳年上のヘッドコーチ」就任の思惑と不安 几帳面さ、忠実さに評価の声も「何かあった時に責任を取る身代わりでは」の指摘も
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン
赤穂市民病院が公式に「医療過誤」だと認めている手術は一件のみ(写真/イメージマート)
「階段に突き落とされた」「試験の邪魔をされた」 漫画『脳外科医 竹田くん』のモデルになった赤穂市民病院医療過誤騒動に関係した執刀医と上司の医師の間で繰り広げられた“泥沼告訴合戦”
NEWSポストセブン
被害を受けたジュフリー氏、エプスタイン元被告(時事通信フォト、司法省(DOJ)より)
《女性の体に「ロリータ」の書き込み…》10代少女ら被害に…アメリカ史上最も“闇深い”人身売買事件、新たな写真が公開「手首に何かを巻きつける」「不気味に笑う男」【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
2025年はMLBのワールドシリーズで優勝。WBCでも優勝して、真の“世界一”を目指す(写真/AFLO)
《WBCで大谷翔平の二刀流の可能性は?》元祖WBC戦士・宮本慎也氏が展望「球数を制限しつつマウンドに立ってくれる」、連覇の可能性は50%
女性セブン
「名球会ONK座談会」の印象的なやりとりを振り返る
〈2025年追悼・長嶋茂雄さん 〉「ONK(王・長嶋・金田)座談会」を再録 日本中を明るく照らした“ミスターの言葉”、監督就任中も本音を隠さなかった「野球への熱い想い」
週刊ポスト
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン