国際情報

中国No.2李克強首相の妻 全く表舞台に出ず「政治嫌い」評も

 中国のファーストレディ、習近平国家主席夫人の彭麗媛さんはこのところ、習主席の外遊に同行し、米国やロシア、アフリカ諸国で、その艶やかな容姿などが話題を呼んでいるが、一方、序列ナンバー2の李克強首相がインドやスイス、ドイツなどを歴訪しても、夫人の同伴はなし。それどころか、まったく表に現れず姿も見せないだけに、ネット上で、「李克強夫人は政治嫌い」との憶測を呼んでいる。

 中国専門のウェブニュースサイト「多維新聞網」によると、李克強夫人は程虹さんで、李首相とは14歳違いの44歳。職業は首都経済貿易大学の教授。専攻はアメリカ文学で、主に自然文学を専門に研究したり、翻訳などもしているという。

 程さんは河南省鄭州市の出身で、父親は中国共産主義青年団(共青団)河南省党委副書記、母親は中国国営の新華通信社記者。現在では2人ともすでに引退している。

 程さんは文化大革命(1966~1976年)期間中は他の青年同様、地方に下放され、農作業に携わったが、文革終了後自宅に戻り、北京の名門大学、清華大学の英文科に入学した。李克強は当時、北京大法学部で学んでいたが、程さん同様、英語を熱心に学び、堪能だったことから、共通の友人の紹介で、出会い結婚。2人とも自宅にいる際は、英語で意思疎通をするという話は有名だ。

 李氏は北京で共青団幹部を務め、トップの第一書記に就任。程さんは首都貿易経済大学の前身の北京経済学院で英語の教員を務めていた。いまでも同大の教授だ。

 しかし、李氏が河南省トップや遼寧省トップを務めた後、2007年に党政治局常務委員に選出され、翌年3月、副首相に任命される同時に、程さんは大学の教壇に立つことはなくなったという。

「夫が中国共産党の最高指導者の1人になったことで、それ以前と同じように学術研究や教員として仕事ができにくくなったことが最大の理由」と多維新聞網は程さんの知人の話として報じている。

 李氏が地方のトップ時代、程さんは米ブラウン大学の客員研究員として留学したり、翻訳に精を出して、さまざまな文献を中国に紹介し、その学術的な業績は大きいという。

「私の最大の仕事はこつこつと仕事をしていくこと。それは政治とは全くの異質な世界で、私が政治の世界に立ち入ることは今後もないだろう」と程さんは知人に漏らしたと伝えられている。活発なファーストレディ外交を展開する彭麗媛さんとは違い、李首相が引退する2023年3月まで、程さんが政治の表舞台に立つことはほとんどなさそうだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

真美子さんのバッグに付けられていたマスコットが話題に(左・中央/時事通信フォト、右・Instagramより)
《大谷翔平の隣で真美子さんが“推し活”か》バッグにぶら下がっていたのは「BTS・Vの大きなぬいぐるみ」か…夫は「3か月前にツーショット」
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《いきなりテキーラ》サンタコスにバニーガール…イケイケ“港区女子”Nikiが直近で明かしていた恋愛観「成果が伴っている人がいい」【ドジャース・山本由伸と交際継続か】
NEWSポストセブン
11歳年上の交際相手に殺害されたとされるチャンタール・バダルさん(21)。千葉県の工場でアルバイトをしていた
【ホテルで11歳年下の彼を刺殺】「事件1か月前に『同棲しようと思っているの』と嬉しそうに…」浅香真美容疑者(32)がはしゃいでいた「ネパール人青年との交際」を同僚女性が証言
NEWSポストセブン
Mrs. GREEN APPLEのギター・若井滉斗とNiziUのNINAが熱愛関係であることが報じられた(Xより/時事通信フォト)
《ミセス事務所がグラドルとの二股を否定》NiziU・NINAがミセス・若井の高級マンションへ“足取り軽く”消えた夜の一部始終、各社取材班が集結した裏に「関係者らのNINAへの心配」
NEWSポストセブン
山本由伸(右)の隣を歩く"新恋人”のNiki(TikTokより)
《チラ映り》ドジャース・山本由伸は“大親友”の元カレ…Niki「実直な男性に惹かれるように」直近で起きていた恋愛観の変化【交際継続か】
NEWSポストセブン
保護者責任遺棄の疑いで北島遥生容疑者(23)と内縁の妻・エリカ容疑者(22)ら夫妻が逮捕された(Instagramより)
《市営住宅で0歳児らを7時間置き去り》「『お前のせいだろ!』と男の人の怒号が…」“首タトゥー男”北島遥生容疑者と妻・エリカ容疑者が住んでいた“恐怖の部屋”、住民が通報
NEWSポストセブン
モデル・Nikiと山本由伸投手(Instagram/共同通信社)
《交際説のモデル・Nikiと歩く“地元の金髪センパイ”の正体》山本由伸「31億円豪邸」購入のサポートも…“470億円契約の男”を管理する「幼馴染マネージャー」とは
NEWSポストセブン
米大リーグ、ワールドシリーズ2連覇を達成したドジャースの優勝パレードに参加した大谷翔平と真美子さん(共同通信社)
《真美子さんが“旧型スマホ2台持ち”で参加》大谷翔平が見せた妻との“パレード密着スマイル”、「家族とのささやかな幸せ」を支える“確固たる庶民感覚”
NEWSポストセブン
モデル・Nikiと山本由伸投手(Instagram/共同通信社)
「港区女子がいつの間にか…」Nikiが親密だった“別のタレント” ドジャース・山本由伸の隣に立つ「テラハ美女」の華麗なる元カレ遍歴
NEWSポストセブン
高校時代の安福容疑者と、かつて警察が公開した似顔絵
《事件後の安福久美子容疑者の素顔…隣人が証言》「ちょっと不思議な家族だった」「『娘さん綺麗ですね』と羨ましそうに…」犯行を隠し続けた“普通の生活”にあった不可解な点
デート動画が話題になったドジャース・山本由伸とモデルの丹波仁希(TikTokより)
《熱愛説のモデル・Nikiは「日本に全然帰ってこない…」》山本由伸が購入していた“31億円の広すぎる豪邸”、「私はニッキー!」インスタでは「海外での水着姿」を度々披露
NEWSポストセブン
優勝パレードには真美子さんも参加(時事通信フォト/共同通信社)
《頬を寄せ合い密着ツーショット》大谷翔平と真美子さんの“公開イチャイチャ”に「癒やされるわ~」ときめくファン、スキンシップで「意味がわからない」と驚かせた過去も
NEWSポストセブン