<いつまでも前を見て努力を続けること。これぞまさしく、美女の条件だと思うのです>
最新著書『美女入門金言集 マリコの教え117』(マガジンハウス刊)には、林真理子さん(59才)の実体験から生まれた、美女になるための、具体的で時に辛口の名言が満載。その実践者たる林さんは、それだけに肌も髪も美しく輝き、そして、この日の装いも、モノトーンのワンピースと白いジャケットで大人の女のシックな風格と若々しさを感じさせた。
現在59才、決して衰えない“美への野心”の源泉とは。そして、そんな林さんから世の女性へのアドバイスを聞いてきた。
林さんにとってキレイ以外にもうひとつの大きなテーマはダイエットだ。
<ボディというのは、ちゃんとこちらがしたことに対して応えてくれる>
<ダイエットがうまくいき、洋服を買う。この二つぐらい女を元気にするものがあろうか>
まさに金言の宝庫。この金言の背後にあるのは、美食を楽しみ、そしてストイックにダイエットに挑戦する林さんの美への野心だ。
「ここのところ、やっぱり体重オーバーになっています。私なりに体重は自分で決めた線があって、それは守ろうと。挫折はするけど、一応、頑張るというのが私ですから(笑い)。夜、会食の予定がある日は、昼は食べないようにするなど、気をつけています。
私の目標は、黒い袖なしワンピースを着て、10cmのピンヒールをはくこと。やっぱりダイエットに励まなきゃ。
そして、あとはいい男友達を持つこと。こんなことを言うと、すぐに不倫に結びつける人がいますが、そんな関係ではなくて、たまにランチを一緒にするような男性。ランチぐらい、いいでしょう。といって、主婦が1からボーイフレンドを探すのも大変だから、それこそ温故知新で、同級生とか元のボーイフレンドとか。それなりに気心が知れているし、緊張感もありますから、いいと思いますよ。たまには男の人の視線で見てもらうことって大事だと思う。
それが無理だったら、せめて夫と外出する時、普段とはがらりと変えた華やかな装いで出かけてみては? 待ち合わせ場所にやってきた夫が、『うちの女房、結構いけてるじゃないか』と思うような心がけが必要だと思いますね。
決して“美魔女”がいいとは思いません。頑張ってるなと思われても、あがいてるとは思われない、そういう努力が大事だと思うんです」
※女性セブン2013年8月22・29日号