芸能

『あまちゃん』のおかげで家族の会話が増えた人は64.5%に

 国民的人気を誇る、と言っても過言ではないNHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』。平均視聴率は右肩上がりに上昇を続け、最高視聴率は23.9%を記録(9月13日現在)。朝の放送以外の再放送分も合わせると、視聴率は50%超ともいわれるだけに、もはや社会現象の域に達している。『あまちゃん』ファンで上智大学文学部教授(メディア論)の碓井広義さんが、その人気を分析する。

「老若男女を問わず、誰もが夢中になってしまう理由のひとつに“トリプルヒロイン”があります。もちろん、主役はアキ(能年玲奈、20才)ですが、その母親・春子(小泉今日子、47才)も祖母・夏もいわゆる脇役ではない。3人がそれぞれの世代のヒロインなんです。だから、誰もが登場人物の誰かに感情移入できて、家族みんなで見られるのでしょう」

 確かに『あまちゃん』は家族の会話を増やしている。女性セブンが『あまちゃん』ファン男女計200人に行ったアンケートでは、「『あまちゃん』のおかげで家族での会話が増えた」という質問に「はい」と答えた人が64.5%にものぼった。岩手県知事の達増拓也さん(49才)もそのひとりだ。

「1980年代のシーンがよく出てくるので、子供にその解説をしてあげるとすごく喜ぶんです。“お父さん、よく知ってるね”って言われて、父の株が上がってます(笑い)」

 家族だけでなく、友人との会話も『あまちゃん』が占めているようだ。

「毎朝の番組を見た後に友人たちとフェイスブックで“本日のあまちゃん”について語り合います。いかに多く、ドラマのなかに隠された小ネタを見つけられるかでいつも競争ですよ」(50代パート)

 そんな国民的ドラマも9月28日で最終回を迎えてしまう。10月から何を楽しみに生きていけばいいのかわからないという悩みを持つ「あまちゃんロス症候群」にかかる人まで現れ始めているという。

※女性セブン2013年10月3日号

関連記事

トピックス

長崎県へ訪問された天皇ご一家(2025年9月12日、撮影/JMPA)
《長崎ご訪問》雅子さまと愛子さまの“母娘リンクコーデ” パイピングジャケットやペールブルーのセットアップに共通点もおふたりが見せた着こなしの“違い”
NEWSポストセブン
永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《坂口健太郎との熱愛過去》25歳の永野芽郁が男性の共演者を“お兄ちゃん”と呼んできたリアルな事情
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン
国民に「リトル・マリウス」と呼ばれ親しまれてきたマリウス・ボルグ・ホイビー氏(NTB/共同通信イメージズ)
ノルウェー王室の人気者「リトル・マリウス」がレイプ4件を含む32件の罪で衝撃の起訴「壁に刺さったナイフ」「複数の女性の性的画像」
NEWSポストセブン
愛子さまが佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”とは(時事通信フォト)
《淡いピンクがイメージカラー》「オシャレになった」「洗練されていく」と評判の愛子さま、佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”
NEWSポストセブン
年下の新恋人ができたという女優の遠野なぎこ
《部屋のカーテンはそのまま》女優・遠野なぎこさん急死から2カ月、生前愛用していた携帯電話に連絡すると…「ポストに届き続ける郵便物」自宅マンションの現在
NEWSポストセブン
背中にびっしりとタトゥーが施された犬が中国で物議に(FB,REDより)
《犬の背中にびっしりと龍のタトゥー》中国で“タトゥー犬”が大炎上、飼い主は「麻酔なしで彫った」「こいつは痛みを感じないんだよ」と豪語
NEWSポストセブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン
藤澤五月さん(時事通信フォト)
《五輪出場消滅したロコ・ソラーレの今後》藤澤五月は「次のことをゆっくり考える」ライフステージが変化…メンバーに突きつけられた4年後への高いハードル
NEWSポストセブン
石橋貴明、現在の様子
《白髪姿の石橋貴明》「元気で、笑っていてくれさえすれば…」沈黙する元妻・鈴木保奈美がSNSに記していた“家族への本心”と“背負う繋がり”
NEWSポストセブン
ドバイのアパートにて違法薬物所持の疑いで逮捕されたイギリス出身のミア・オブライエン容疑者(23)(寄付サイト『GoFundMe』より)
「性器に電気を流された」「監房に7人、レイプは日常茶飯事」ドバイ“地獄の刑務所”に収監されたイギリス人女性容疑者(23)の過酷な環境《アラビア語の裁判で終身刑》
NEWSポストセブン