国際情報

韓国のネットで珍説 大塚範一氏白血病は福島野菜食べたから

 日本からの水産物輸入を禁止した韓国では、7月に東京電力が福島第一原発からの汚染水流出を認めて以降、ネット上で日本の放射能に関する噂が拡散。良識ある韓国人の間では「放射能怪談」とも呼ばれている。

 まことしやかに囁かれる「怪談」を紹介しよう。

「原発事故では、原子爆弾1000個分落ちたのと同様の放射能が出ている」
「日本領土の70%はセシウムに汚染され、東京は高濃度汚染地域に入っている」
「福島第一原発から流出した放射能はチェルノブイリ原発事故の11倍もある」

 また「今後数年で、日本の人口の60%以上が放射能の影響を受けてがんや白血病で死ぬ」、「大塚範一アナが急性白血病になったのは、テレビ番組で毎日、福島の野菜を試食していたため」などと、健康被害を煽る明らかな“デマ”も少なくない。

 さらに、「カナダやオーストラリアでは放射能の流出を恐れ、日本人のビザを拒否した」、「多くの日本の原子力の専門家はすでに海外へ移住した」、「日本は人が住めなくなったため、日本の投資家は(韓国の)釜山の土地を買い占めている。新たな日本の韓国侵略だ」とまで飛躍し、新たな日本脅威論を生んでいる。

 ついに怪談は恐ろしい陰謀論へと辿り着いた。「日本政府は放射能汚染が発表よりも深刻なことを知っているが隠しており、安倍政権が秋の臨時国会で提出する特定秘密保護法案では、放射能を測定して公開すると、懲役10年の刑に処されることになる」というのだ! 韓国では今秋から日本行きの旅行が相次いでキャンセルされているというから、笑いごとではない。

※週刊ポスト2013年10月11日号

関連記事

トピックス

米倉涼子の“バタバタ”が年を越しそうだ
《米倉涼子の自宅マンションにメディア集結の“真相”》恋人ダンサーの教室には「取材お断り」の張り紙が…捜査関係者は「年が明けてもバタバタ」との見立て
NEWSポストセブン
地雷系メイクの小原容疑者(店舗ホームページより。現在は削除済み)
「家もなく待機所で寝泊まり」「かけ持ちで朝から晩まで…」赤ちゃんの遺体を冷蔵庫に遺棄、“地雷系メイクの嬢”だった小原麗容疑者の素顔
NEWSポストセブン
渡邊渚さん
(撮影/松田忠雄)
「スカートが短いから痴漢してOKなんておかしい」 渡邊渚さんが「加害者が守られがちな痴漢事件」について思うこと
NEWSポストセブン
平沼翔太外野手、森咲智美(時事通信フォト/Instagramより)
《プロ野球選手の夫が突然在阪球団に移籍》沈黙する妻で元グラドル・森咲智美の意外な反応「そんなに急に…」
NEWSポストセブン
死体遺棄・損壊の容疑がかかっている小原麗容疑者(店舗ホームページより。現在は削除済み)
「人形かと思ったら赤ちゃんだった」地雷系メイクの“嬢” 小原麗容疑者が乳児遺体を切断し冷凍庫へ…6か月以上も犯行がバレなかったわけ 《錦糸町・乳児遺棄事件》
NEWSポストセブン
11月27日、映画『ペリリュー 楽園のゲルニカ』を鑑賞した愛子さま(時事通信フォト)
愛子さま「公務で使った年季が入ったバッグ」は雅子さまの“おさがり”か これまでも母娘でアクセサリーや小物を共有
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)は被害者夫の高羽悟さんに思いを寄せていたとみられる(左:共同通信)
【名古屋主婦殺害】被害者の夫は「安福容疑者の親友」に想いを寄せていた…親友が語った胸中「どうしてこんなことになったのって」
NEWSポストセブン
高市早苗・首相はどんな“野望”を抱き、何をやろうとしているのか(時事通信フォト)
《高市首相は2026年に何をやるつもりなのか?》「スパイ防止法」「国旗毀損罪」「日本版CIA創設法案」…予想されるタカ派法案の提出、狙うは保守勢力による政権基盤強化か
週刊ポスト
62歳の誕生日を迎えられた皇后雅子さま(2025年12月3日、写真/宮内庁提供)
《累計閲覧数は12億回超え》国民の注目の的となっている宮内庁インスタグラム 「いいね」ランキング上位には天皇ご一家の「タケノコ掘り」「海水浴」 
女性セブン
米女優のミラーナ・ヴァイントルーブ(38)
《倫理性を問う声》「額が高いほど色気が増します」LA大規模山火事への50万ドル寄付を集めた米・女優(38)、“セクシー写真”と引き換えに…手法に賛否集まる
NEWSポストセブン
ネックレスを着けた大谷がハワイの不動産関係者の投稿に(共同通信)
《ハワイでネックレスを合わせて》大谷翔平の“垢抜け”は「真美子さんとの出会い」以降に…オフシーズンに目撃された「さりげないオシャレ」
NEWSポストセブン
中居正広氏の近況は(時事通信フォト)
《再スタート準備》中居正広氏が進める「違約金返済」、今も売却せず所有し続ける「亡き父にプレゼントしたマンション」…長兄は直撃に言葉少な
NEWSポストセブン