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節約家女社長 4か月冷蔵庫なしで生活「芋は穴掘って埋めた」

 設立19年目を迎えた企業支援、人材育成コンサルティング会社『ENPOWER縁COMPANY』代表取締役の田邊ゆかりさん。企業や団体、大学や専門学校の研修のため、全国各地を飛び回る生活を送っているが、ここまでの人生は苦労の連続だった。

「19才のときに結婚して出産したんですが、22才で離婚。働き口を探すも、母子家庭ということで面接はすべて不合格でした」(田邊さん・以下「」内同)

 元夫の作った借金300万円を抱え、1日に口にするのは生卵2つだけという時期もあったという。

 その後、手に職をつけようと猛勉強を重ね、簿記のほかマナー講師の資格(日本現代作法会正師範)を取得。マナー講座の教室を開くまでになった。

「そんな矢先、投資詐欺に遭い、また多額の借金を背負ってしまったんです。今度は2500万円。生活は極貧に振り戻しです」

 田邊さんが2度の貧乏生活で学んだ節約術。それは“物は人からもらう”ことだという。

「うちで使ってる家電は、冷蔵庫も洗濯機も電子レンジももらいもの(笑い)。毎年3月頃の引っ越しシーズンを前に、知り合いなどに “要らんもの、もらったるで”と仕込みをしておくと、意外にあっさり手に入ります。今は捨てるのにもお金がかかる時代。“もらってくれてありがとう”とまで言われることもあるんですよ」

 以前、冷蔵庫が壊れた時には、次に人からもらえるまで4か月間冷蔵庫なしで生活した時期もあったという。

「意外といけるもんですよ、冷蔵庫がなくても。いもは穴掘って埋めといたり、野菜は古新聞にくるんで涼しいところに置いておく。食品の日持ちのことばっかり気にしてました」

 食材のロスを出さないよう、生ものなどはその日に食べる分だけを買うようにしたら、月の食費が1万円も抑えられたというから驚きだ。

「スーパーに行くと“2つで150円”なんて広告出てるでしょう? 1つで買うと100円だから割高に感じるけど、結局1つしか使わずに腐らせてしまったら、50円を捨てたのと同じこと。その50円を、無駄というんです」

※女性セブン2013年10月24・31日号

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