国際情報

中国男 デートで1時間待たされても彼女のためスマホ閲覧×

 事件報道に登場する犯人女性や権力者の愛人たちはいずれも貪欲で気が強い。だが、それは特殊なケースではなく、一般的な中国人女性の気質である。中国社会に詳しい経済学者の田代秀敏氏が解説する。

 * * *
 1978年の改革開放まで、中国人女性はスカートをはけなかった。1960年代後半から1970年代半ばまで吹き荒れた「文化大革命」の影響で、人民服が最もポピュラーな服装だったからだ。恋愛は難しく、結婚・離婚は職場の上司の許可が必要だった。
 
 だが現在、女性は肌の露出が多い服を着て、スカートは日本人のそれよりもずっと丈が短い。若い女性は人前で恋人と激しいディープキスをする。女性の気質が変わったように思えるが、これは歴史上わずかな期間抑圧されていただけで、何も変わっていない。もともと大胆で気が強いのだ。

 男性に一方的に頼ろうという気はあまりない。男女は「対等」が原則だ。 例えば外食するとき。中国では一緒のテーブルで二人だけで食事する男女はかなり深い関係だ。男性が女性を二人だけの食事に誘うことは重い意味を持つ。
 
 男性に頼らず、盲従しないかわりに、男性をこき使う。大皿料理を取り分けるのは男の仕事だ。原則は「対等」だが、「力がいる仕事は男のほうが向いている」とか、「これは男がやったほうが効率がいい」といった理由で結果的に男性側にかなりの部分を負担させる。
 
 その傾向は恋人となるとより顕著になる。街を歩いている男女が付き合っているかどうかは一見してわかる。恋人ならば、男性がすべての荷物を持たされているからだ。
 
 また、デートの待ち合わせで男が1時間待たされるのはざらだ。女性は遅れて来てもしばらく陰からそれを見ていることがある。男性がいかに自分を大切に思っているかを確認しているのだ。男側もわかっていて、恋い焦がれて待たなくてはいけない。暇つぶしにスマホやタブレット端末を見てはいけない。

※SAPIO2013年11月号

トピックス

麻薬取締法違反容疑で家宅捜査を受けた米倉涼子
「8月が終わる…」米倉涼子が家宅捜索後に公式SNSで限定公開していたファンへの“ラストメッセージ”《FC会員が証言》
NEWSポストセブン
巨人を引退した長野久義、妻でテレビ朝日アナウンサーの下平さやか(左・時事通信フォト)
《結婚10年目に引退》巨人・長野久義、12歳年上妻のテレ朝・下平さやかアナが明かしていた夫への“不満” 「写真を断られて」
NEWSポストセブン
人気格闘技イベント「Breaking Down」に出場した格闘家のキム・ジェフン容疑者(35)が関税法違反などの疑いで逮捕、送検されていた(本人SNSより)
《3.5キロの“金メダル”密輸》全身タトゥーの巨漢…“元ヤクザ格闘家”キムジェフン容疑者の意外な素顔、犯行2か月前には〈娘のために一生懸命生きないと〉投稿も
NEWSポストセブン
司組長が到着した。傘をさすのは竹内照明・弘道会会長だ
「110年の山口組の歴史に汚点を残すのでは…」山口組・司忍組長、竹内照明若頭が狙う“総本部奪還作戦”【警察は「壊滅まで解除はない」と強硬姿勢】
NEWSポストセブン
バスツアーを完遂したイボニー・ブルー(インスタグラムより)
《新入生をターゲットに…》「60人くらいと寝た」金髪美人インフルエンサー(26)、イギリスの大学めぐるバスツアーの海外進出に意欲
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘の広告が消えた(共同通信)
【ハワイ別荘・泥沼訴訟に新展開】「大谷翔平があんたを訴えるぞ!と脅しを…」原告女性が「代理人・バレロ氏の横暴」を主張、「真美子さんと愛娘の存在」で変化か
NEWSポストセブン
小林夢果、川崎春花、阿部未悠
トリプルボギー不倫騒動のシード権争いに明暗 シーズン終盤で阿部未悠のみが圏内、川崎春花と小林夢果に残された希望は“一発逆転優勝”
週刊ポスト
ハワイ島の高級住宅開発を巡る訴訟で提訴された大谷翔平(時事通信フォト)
《テレビをつけたら大谷翔平》年間150億円…高騰し続ける大谷のCMスポンサー料、国内外で狙われる「真美子さんCM出演」の現実度
NEWSポストセブン
「第72回日本伝統工芸展京都展」を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月10日、撮影/JMPA)
《京都ではんなりファッション》佳子さま、シンプルなアイボリーのセットアップに華やかさをプラス 和柄のスカーフは室町時代から続く京都の老舗ブランド
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の公判が神戸地裁で開かれた(右・時事通信)
「弟の死体で引きつけて…」祖母・母・弟をクロスボウで撃ち殺した野津英滉被告(28)、母親の遺体をリビングに引きずった「残忍すぎる理由」【公判詳報】
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《黒縁メガネで笑顔を浮かべ…“ラブホ通い詰め動画”が存在》前橋市長の「釈明会見」に止まぬ困惑と批判の声、市関係者は「動画を見た人は彼女の説明に違和感を持っている」
NEWSポストセブン
バイプレーヤーとして存在感を増している俳優・黒田大輔さん
《⼥⼦レスラー役の⼥優さんを泣かせてしまった…》バイプレーヤー・黒田大輔に出演依頼が絶えない理由、明かした俳優人生で「一番悩んだ役」
NEWSポストセブン